このデータベースは、平成19-21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))「女性アーカイブの構築とその活用に関する実践的研究」(課題番号:19310167 研究代表者:神田道子)の助成により構築した。
1.目的
日本国内各地の施設・機関・団体に散在して保存されている女性アーカイブ※の所在情報を収集し、広く一般に公開する。
女性教育のナショナルセンターである国立女性教育会館を中核として関係機関のネットワークを形成し、女性アーカイブの収集と活用を促進することにより、男女共同参画社会の形成と発展に資する。
※女性アーカイブとは
原則として一般に流通しない原資料(公文書、私文書、写真、映像、録音など)で、女性に関わるもの。
平成20年11月実施の「全国女性アーカイブ所在調査」では、以下の物を調査対象資料とした。
<対象とする年代>
おおむね明治期以降
<対象とする分野・内容>
1)女性の生活に関するもの |
・・・例)日記、手紙、諸事記録、家計簿など |
2)女性の文化に関するもの |
・・・例)文学・芸能に関する手稿、ポスターなど |
3)女性の人物に関するもの |
・・・例)聞き書き資料、録音テープなど |
4)女性の地域活動・社会活動に関するもの |
・・・例)女性団体・グループの記録資料など |
5)女性の労働に関するもの |
・・・例)女工、女性労働に関する写真、記録 |
6)女性の教育に関するもの |
・・・例)女学校、女性の学習記録(作文など) |
7)女性の政治活動に関するもの |
・・・例)選挙ポスター、選挙運動の写真 |
<形態>
調査対象
- 写真、アルバム
- 手紙、葉書、電報
- 日記、覚書
- 回覧ノート
- 録音テープ
- パンフレット
- 賞状、感謝状
- 手稿、手書きメモ
- 家計簿、諸事記録
- 活動記録文書
- フィルム
- チラシ
- ポスター
- 陳情書、請願書
- 女性行政公文書など
調査対象外
- 出版流通している図書
- 出版流通している新聞
- 出版流通している雑誌
2.データ提供機関
女性アーカイブを所蔵し、一般に公開している国内の機関
3.データの収集・更新
平成20年11月に実施した「全国女性アーカイブ所在調査」の回答を基礎データとし、平成22年1月15日に公開した。
今後、必要に応じて随時追加・更新を行う予定である。
4.主なデータ項目
機関名、住所、問い合わせ先、ホームページ、交通機関、開館日時、利用資格、サービス、機関概要、所蔵女性アーカイブ情報
データの追加、訂正など、お気づきの点がありましたら、
までお知らせください。