北区さんかく大学 「女性」であることと身体の関係~「女性」は美しくあるべきでしょうか~ありのままの自分らしい生き方を考えてみましょう~

最終更新日:2021/02/26
施設名称 スペースゆう(北区男女共同参画活動拠点施設)
実施年度 2018年度
事業名 北区さんかく大学 「女性」であることと身体の関係~「女性」は美しくあるべきでしょうか~ありのままの自分らしい生き方を考えてみましょう~
事業分野 男女共同参画こころとからだの健康
事業対象者 一般
実施回数 5回
延べ参加者数 100人

事業のねらい

事業のねらい 男女共同参画の歴史的背景、社会のしくみ・情勢など幅広い知識を学ぶことによって、区民の意識を高めるとともに男女共同参画社会の実現のために地域で活躍できる人材の育成を目的に開催している。

具体的なプログラム・講師名・スケジュールなど

各日14:00~16:00
コーディネーター:笹川あゆみ氏

9月22日(土)
第1回「私と身体と社会の関係~身体を考えるって何だろう~」
講師:明治大学情報コミュニケーション学部准教授 田中洋美氏
自分の身体は自然なものととらえがちであるが、女性の身体はジェンダー化されていて社会的、文化的な制約を受けている。そのため自分らしく生きるにあたって、社会規範にあわせようとすると、無理が生じてさまざまな問題が生じることがある。私たちはそれを自覚的になり、自身の生き方を考えていくべきである。

10月6日(土)
第2回「性別越境とジェンダー~女装について~」
講師:性社会・文化史研究者、明治大学文学部非常勤講師 三橋順子氏
人を「女性」か「男性」かの判断で区別する二分化社会では、男性として生まれた人が「女をする」には、「女性」と他人に認められて社会生活をするには「女装する」か「女体化(身体変更)」ことになるが、多大な労力を必要とし、完璧な女性になることは難しい。しかしその努力の過程で、女性とは何なのかを考えることが多く興味深い。

10月13日(土)
第3回「月経観と生理用品の歴史」
講師:歴史社会学者、生理用品連絡協議会共同代表 田中ひかる氏
月経は長らく不浄視され、女性の行動が制限されたりと、近代まで偏見が残ったが、使い捨てナプキンに始まる様々な生理用品の開発は女性を物理的心理的に解放し、社会進出を後押しした。

10月20日(土)
第4回「戦後の「八頭身美人」の登場とその背景」
講師:学習院大学非常勤講師 竹﨑一真氏
戦前、戦後から現在に至る女性美に対する基準や社会の評価の移り代わりについて「八頭身美人」を通して解説。女性美は可変的であり社会が生み出すイメージであり、女性はこうあるべきという真理は存在しない。今後も女性の身体は母体のためか、美しさか、だれのための身体か…を問い続ける必要性がある。

11月18日(土)
第5回「「女性」であることとは~~ふりかえりと意見交換を中心に~」
講師:北区スペースゆうアドバイザー(東京家政大学非常勤講師)笹川あゆみ氏
前半は4回の講義のふりかえり。後半のグループでの意見交換では、さんかく大学の講義の感想を話し合い、女性であることを意識した身体実践について意見を出し合った。

参考URL

参考URL

事業実施年月日

事業実施年月日 上記参照

ページトップへ

女性情報ポータルWinet
  • 国立女性教育会館 女性教育情報センター

  • 〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728/

    tel: 0493-62-6195/mail:infodiv@ml.nwec.go.jp