2019年度 NWECグローバルセミナー ジェンダーとメディア
施設名称 |
国立女性教育会館 |
実施年度 |
2019年度 |
事業名 |
2019年度 NWECグローバルセミナー ジェンダーとメディア |
事業分野 |
男女共同参画 |
事業対象者 |
メディア関係者、企業関係者、研究者、男女共同参画の行政担当者、女性関連施設職員、女性団体等のリーダー等 |
実施回数 |
1 |
延べ参加者数 |
定員80名 |
事業のねらい
事業のねらい |
2019年度の「NWECグローバルセミナー」は、ジェンダーとメディアをテーマとして取り上げます。メディアは社会に残る性差別や固定概念を許容する規範を変革することもできる反面、既存の差別を強化、温存してしまう場合もあります。たとえば、世界59ヵ国の報道機関における管理職の女性比率は27%にとどまり(Global Report on the Status of Women in the News Media, 2011)、活字媒体やラジオ、テレビでジェンダーに関するニュースは9%にすぎません(Global Media Monitoring Report: Who Makes the News~, 2010)。インターネットへのアクセスのジェンダー格差は世界平均で12%にのぼります(ICT Facts and Figures 2017)。 ソーシャルメディアはジェンダー平等の推進力となる可能性を秘めています。ICTの普及は、女性たちの声を社会に広く発信することを可能にしました。一方、リベンジ・ポルノやサイバー空間での女性に対する暴力や声をあげた女性へのオンライン上でのハラスメント等、新たな課題も発生しています。 本セミナーではメディアが女性のエンパワーメントの推進に果たす役割やメディアにおけるジェンダー 表象について、日米の専門家を招聘し議論をおこないます。 |
具体的なプログラム・講師名・スケジュールなど
会場:主婦会館プラザエフ クラルテ
2019年12月6日(金)13:00~16:30
第一部:基調講演 「メディアにおけるインターセクショナリティ(交差性)を問い直す」
マデリン・ディ・ノーノ氏
ジーナ・デイビス メディアにおけるジェンダー研究所代表
【ジーナ・デイビス メディアにおけるジェンダー研究所の概要】
2004年、アカデミー賞R受賞俳優でありアドボケイトであるジーナ・デイビス氏によって設立され、メディア・エンターテインメント業界で初めて、そして唯一、調査研究に基づいて活動する研究機関です。無意識の偏見を取り除き、(業界内での)ジェンダー平等を達成し、固定概念に立ち向かい、11歳以下の子ども向けエンターテインメントやメディアにおいて、インターセクショナル(分野交差的)な女性キャラクターを多く作り出すことを目的として、コンテンツ・クリエイター、企業や視聴者に教育を施し、影響を与える活動をおこなっています。
第二部:パネル・ディスカッション「メディアを通じた女性のエンパワーメント」
マデリン・ディ・ノーノ
根本かおる 国際連合広報センター所長
青木玲子 国立女性教育会館情報課客員研究員
コーディネーター 田中東子 大妻女子大学文学部コミュニケーション文化学科教授
参考URL
事業実施年月日