2019年度 地域における男女共同参画推進リーダー研修<女性関連施設・地方自治体・団体>

最終更新日:2019/07/12
施設名称 国立女性教育会館
実施年度 2019年度
事業名 2019年度 地域における男女共同参画推進リーダー研修<女性関連施設・地方自治体・団体>
事業分野 男女共同参画
事業対象者 地域の女性関連施設、地方自治体、団体等で男女共同参画推進リーダーとして実践的な取組を行っている方
実施回数 1
延べ参加者数 定員120名

事業のねらい

事業のねらい 地域の男女共同参画を推進するリーダーとして必要な専門的知見、マネジメント能力、ネットワークの活用力を向上させるための研修を実施。

具体的なプログラム・講師名・スケジュールなど

テーマ:男女共同参画推進に向けた取組とSDGs

主催:独立行政法人国立女性教育会館

共催:特定非営利活動法人全国女性会館協議会(女性関連施設コースにおける共催)

会場:国立女性教育会館

期日:2019年5月22日(水)~24日(金)〔2泊3日〕

地域の女性関連施設、地方自治体、団体等で男女共同参画推進リーダーとして実践的な取組を行っている方で、研修終了直後のアンケートと6か月後に実施するフォローアップ調査の両方を提出可能の方 130名

A:女性関連施設職員コース(50名)
 公私立女性会館・女性センター、男女共同参画センター等、男女共同参画社会の形成に向けた拠点としての施設の管理職・リーダー等

B:地方自治体職員コース(50名)
 都道府県・市区町村の男女共同参画推進責任者等

C:団体リーダーコース(30名)
 地域で男女共同参画を推進する団体等のリーダー及び役員等

(1)開会                               13:00~13:25
①主催者あいさつ  内海 房子  国立女性教育会館理事長
②共催者あいさつ  納米恵美子  特定非営利活動法人全国女性会館協議会代表理事
③趣旨説明     国立女性教育会館事業課専門職員

(2)基調講演「男女共同参画の歩みとこれから」             13:30~15:00
 今年は、男女共同参画社会基本法の制定から20年。日本における男女共同参画推進の歴史的背景と基礎的知識を改めて学びます。また、「女性活躍推進法」や「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」の制定により、女性が社会のしくみに参画する基盤ができつつある現状とこれからについて、国の動向を踏まえお話しいただきます。
 講師:名取はにわ  学校法人日本社会事業大学理事長、元内閣府男女共同参画局長

(3)情報提供「男女共同参画社会に向けた今日の政策課題」        15:15~16:45
 男女共同参画や女性活躍推進に向けた国の最新施策についての説明を受け、今後の方向性について理解を深めます。
 ①吉田 真晃  内閣府男女共同参画局総務課企画官 
 ②東江 赳欣  厚生労働省雇用環境・均等局総務課企画法令係長  
 ③高見 暁子  文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課男女共同参画学習室長


(4)見学「女性教育情報センター・女性アーカイブセンター展示室ツアー」(希望者)
                                    17:00~17:40
 女性教育情報センター・女性アーカイブセンター展示室を御案内しながら、NWECの情報事業などについて説明します。
 説明者:国立女性教育会館情報課長

(5)情報交換会(希望者)                       18:30~20:00
 立食形式で夕食をとりながら、全国からの参加者同士での情報交換とネットワークづくりを行います。~

第2日 5月23日(木)
(6)情報提供「NWECの事業展開について」               9:00~10:00
①研修事業について
 2019年度の研修事業計画について説明します。
 説明者:国立女性教育会館事業課長
②調査研究について
 研究国際室が現在取り組んでいる事業について、「男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」及び「学校教員のキャリアと生活に関する調査」を中心に説明します。
 説明者:国立女性教育会館研究国際室長
③国連女性の地位委員会(CSW63)報告
 平成31年3月に国連本部で開催された、CSW63での議論や合意結論について報告します。
 報告者:国立女性教育会館研究国際室専門職員

(7)パネルディスカッション「メディアとアンコンシャスバイアス」    10:15~12:00
 メディアが人々の価値観に与える影響力はとても大きいものがあります。日本におけるメディアや広告PRはどう変化してきたのか。メディア制作・編集者の視点から、男女共同参画とメディアの関係や人々の意識の奥にある価値観について海外事例も交えつつお話しいただき、これからの情報発信のあり方について学びます。
 スピーカー:中村かさね  ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社ハフポスト日本版ニュースエディター
 スピーカー:山本 裕介  グーグル合同会社ブランドマーケティングマネージャーWomenwillプロジェクトリード
 コーディネーター:治部れんげ  ジャーナリスト/東京大学大学院情報学環客員研究員

(8)講義「SDGsにおけるジェンダー平等の意義と位置づけ」      13:00~14:15
 SDGsとは何か。SDGsが国連で採択されるまでの流れや基本理念、及びSDGsにおけるジェンダー平等の位置づけについて学びます。
 講師:田中由美子  国立女性教育会館研究国際室客員研究員/城西国際大学招聘教授/国連女性の地位委員会日本代表

(9)事例報告「自治体における政策の推進とSDGsの活用」       14:15~14:45
 静岡市は、日本政府からは「SDGs未来都市」に、国連からは「SDGsハブ都市」に選ばれており、「ジェンダー平等」を含め、SDGs推進に積極的に取り組んでいます。市の政策・施策とSDGsをどのように結び付け取り組んでいるかを報告いただき、 今後私たちが取り組むべき課題とSDGsの関係性を考えるためのヒントを得ます。
 報告者:稲葉 博隆  静岡市企画局企画課主幹兼地方創生推進係長

(10)テーマ別分科会「5×X 男女共同参画課題をSDGsで考える」    15:00~17:30
 各テーマについての報告を踏まえ、そのテーマについてSDGsを用いた分析・課題整理を行い、課題の解決に向けた方策を考えます。

A:政治分野における女性の参画
 「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」の制定から1年。女性の政治分野への参画は進んでいるのか。その障壁は何か。4月の統一地方選挙の結果及びパリテ・アカデミーの若手女性の政治リーダーシップ養成の取組を踏まえ、女性の政治分野への参画に向けた課題の共有と解決に向けた方策を探ります。
 報告者:申  琪榮  一般社団法人パリテ・アカデミー共同代表/お茶の水女子大学ジェンダー研究所准教授

B:学校における隠れたカリキュラム
 男女平等と思われがちな学校教育に隠れたカリキュラムが潜み、固定的性別役割分業の払拭が難しいに状況にあります。学校における男女共同参画課題を共有し、学校と地域が協働・連携するためのアプローチについて考えます
 報告者:村松 泰子  公益財団法人日本女性学習財団理事長/東京学芸大学前学長・名誉教授

C:経済分野の男女格差と性別役割分業
 経済分野での女性の活躍が求められる一方で、処遇やキャリア形成の男女差は大きく残っています。この背景には、女性が、出産・育児・介護などを理由に離職しがちなことも関わっており、ケア役割の男女不平等も同時に問われています。最新の統計データに基づき、これからの働き方とケア役割のあり方について考えます。
 報告者:高見 具広  独立行政法人労働政策研究・研修機構経済社会と労働部門研究員

D:男女共同参画の視点に立った防災
 男女共同参画の視点に立った防災とは何か。これからの防災・減災・復興には多様な視点が必要です。男女共同参画の視点からの災害対応について、参画型・体験型の学習機会を提供している男女共同参画地域みらいねっとの事例報告をもとに、計画策定のあり方と地域人材を活用した継続的な取組について具体的に考えます。
 報告者:小山内世喜子  一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事

第3日 5月24日(金)
(11)コース別分科会「課題解決のヒントを探る」              9:00~11:00

A:女性関連施設職員コース「地域における男女共同参画データのまとめ方~ジェンダー統計について考える」
 男女共同参画センターにおいて地域の実情に合った事業を企画していくためには、それぞれの地域の男女共同参画の実情を把握し、課題を明らかにすることが欠かせません。ジェンダー統計の基礎を知り、各センターでデータをまとめ、その成果を活用して事業を展開していくためのヒントを得ます。
 報告者:牧野 圭子  公益財団法人富山県女性財団事業課長
 解説・ファシリテーター:斎藤 悦子  お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系准教授~

B:地方自治体職員コース「男女共同参画センターと相談事業」
 相談事業の意義と何か。個別の相談から見えてきたジェンダー課題をどのように把握・分析し、施策や事業に活かしていくことができるのか。その方策と実践例を紹介しながら、今後の方策と取組の可能性を探ります。
 報告者:仁科あゆ美  一般財団法人大阪府男女共同参画推進財団理事兼本部長

C:団体リーダーコース「持続可能な活動に向けたマネジメント」
 各団体の継続的な活動実施に必要なマネジメントについて学ぶとともに、SDGsの視点から団体活動を捉え、関係機関と協働していくためのヒントを探ります。
 報告者:新井 純子  合同会社のら代表社員

(12)全体会                              11:15~12:00
 分科会2の講師より、各分科会の内容について報告いただき、話し合われた課題や解決の方策について、全体で共有します。
 報告者:分科会2各コース登壇者
 コーディネーター:西山恵美子 国立女性教育会館事業課客員研究員

(13)閉会・アンケート記入                       12:05~12:15

参考URL

参考URL https://www.nwec.jp/event/training/g_leader2019.html

事業実施年月日

事業実施年月日 2019年5月22日(水)~24日(金)

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