事例

事例作成日:2002/11/30
更新日:2002/11/30

質問

(49)自分の住んでいる市では、仕事についていない高学歴の女性が多いと言われていますが、これを裏付けるデータはありますか?

カテゴリ

03. 教育・研究06. 社会

ヒアリングのポイント

・「高学歴」とは、大卒以上ということでよいか。
・何のためにデータをさがしているのかを聞く。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・インターネット

提供情報・回答

・女性の最終学歴については、国勢調査に「在学か否かの別・最終卒業学校の種類(6区分)、年齢(5歳階級)、男女別15歳以上人口」という表があり、都道府県別のデータがでている。この中に「大学・大学院卒業者」のデータがある。
女性の労働力率についても国勢調査に「労働力状態、男女別15歳以上人口」のデータが都道府県および人口50万以上の市区についてでている。国勢調査結果は、総務省統計局統計センターのホームページから見ることができる。
このほか、各自治体のホームページや発行物に、その自治体のデータを中心に掲載しているものがあると思われるので、これらを利用する。
これらのデータから、質問者と同じ市に住んでいる女性が、他市と比較して「高学歴」である傾向があり、「仕事についていない」割合も多いということはできるが、どの学歴の女性がどの程度働いているかを直接的に示すデータは、見当たらなかった。
・地域別データはないが、21世紀職業財団のホームページに雇用機会均等政策研究会の『学歴別女性労働者構成比の推移』という報告書が掲載されている。
・関連資料
『高学歴女性の労働力率の規定要因に関する研究』日本労働研究機構編(日本労働研究機構 2000年)
『大卒女性の働き方 : 女性が仕事をつづけるとき、やめるとき』脇坂明・富田安信編(日本労働研究機構 2001年)
『大卒女性のキャリアパターンと就業環境』東京女性財団編 (東京女性財団 1999年)

コメント

高学歴の女性の人材が豊富だということをアピールして、企業誘致のための資料の中にこのデータを含めたいとのことだった。

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