事例

事例作成日:2024/06/03
更新日:2024/06/03

質問

(318)ウィキペディアにおけるジェンダーバイアスの現状について知りたいのですが。

カテゴリ

03. 教育・研究06. 社会12. ことば・情報・メディア

ヒアリングのポイント

・レポート作成や研究のためか、記事の執筆をすることを考えているのかなど、質問者の立場を確認する。
・日本についてか、海外についても知りたいのかを確認する。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」
・CiNii Articies
・自館所蔵検索システム
・Google Scholar

提供情報・回答

文献情報データベースやCiNii Articiesで「ウィキペディア ジェンダー」で検索すると、以下のような資料がヒットする。
【図書】
・門倉百合子『70歳のウィキペディアン:図書館の魅力を語る』郵研社、2023
・伊達深雪『ウィキペディアでまちおこし:みんなでつくろう地域の百科事典』紀伊國屋書店、2024
*女性による女性についての記事を増やそうというWikiGap(ウィキギャップ)について書かれている。

【和雑誌記事】
・田子環「ウィキペディアのジェンダーギャップを埋める「♯WikiGap」」『LRG : library resource guide = ライブラリー・リソース・ガイド』40号、p84-91、2022.8
・田子環「WikiGapウィキペディアのジェンダーギャップを埋める活動」『図書館評論』62号、p.49-53、2021.12
・及川英「ジェンダーセッション(第83回) : 開催レポート「ウィキペディアとジェンダー」」『立教大学ジェンダーフォーラム年報』23号、p.87-90、2022.3
*立教大学学術リポジトリ掲載 https://doi.org/10.14992/00021686 (2024.3.29アクセス)
・北村紗衣「ウィキペディアにおける女性科学者記事」『情報の科学と技術』70巻3号、p.127-133、2020.3

【新聞記事】
・後藤遼太「(耕論)百科事典、もういらない? 知的インフラ、支える出典 北村紗衣さん(英文学者、批評家、ウィキペディアン)」『朝日新聞』2023.9.21
・村山恵一「20歳のWikiに映る「格差」」『日本経済新聞』2021.5.1
・椋田佳代「声をつないで 国際女性デー2021:ウィキペディアのジェンダーギャップ:北村紗衣・武蔵大准教授に聞く:「特筆性」女性に厳しく」『毎日新聞』2021.3.22

【インターネット】
・「ウィキペディアにおけるジェンダーバイアス」『フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』』2024.4.26アクセス、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9

・「男性が支配するウィキペディアを改善しよう! ウィキギャップが東京で初開催」『ELLE By ELLE Japan』 2019.9.30、ELLE、2024.4.26アクセス、
https://www.elle.com/jp/culture/career/g29295021/wikipedia-is-a-male-dominated-world-wikigap-in-tokyo-190930/?slide=6

・北村紗衣「ウィキペディアが、実は「男の世界」だって知っていましたか」『講談社HP:現代新書』 2018.09.26更新、講談社:現代ビジネス、2023.2.19アクセス、https://gendai.media/articles/-/57657

日本語の情報はまだ非常に少ないが、海外でも問題となっており、Google Scholarで「wikipedia "gender gap"」(wikipediaとフレーズ検索gender gapのand検索)というキーワードで検索すると、多数ヒットする。2024.5.24アクセス、
https://scholar.google.co.jp/

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