事例

事例作成日:2019/03/25
更新日:2019/03/25

質問

(302)男性が男女平等・ジェンダーについて学ぶとき役立つテキスト・情報について教えてください。

カテゴリ

01. 思想・理論・運動03. 教育・研究04. 性・心・からだ・健康06. 社会12. ことば・情報・メディア

ヒアリングのポイント

学ぼうとする方が、初めてジェンダーを学ぶ方なのか、言葉としては知っている程度なのかを確認する。またどうして学ぼうと思ったか動機を聞いてみることも必要でしょう。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」
・自館所蔵データベース
・インターネット

提供情報・回答

ジェンダー論を扱った図書はいろいろありますが、男性が男女平等・ジェンダーについて学ぶ際には、特に男性を対象として意識した本からはいるのがおすすめです。
ある程度ジェンダーの知識のある人には、より当事者としての考えを深めるために「男性学」などの本もよいでしょう。ただし、男性学の本の中には、男性に抑圧層であり加害者の側面もあることに全く触れずに、男性も被害者・弱者であるというニュアンスで書かれたものもありますので注意が必要です。なお、明らかに女性を対象として書かれているものは男性が自分ごととして受け止めにくくなりがちです。

◆図書
ジェンダーという言葉に初めて触れる方向け
・加藤秀一『はじめてのジェンダー論』有斐閣、2017
・牟田和恵編『ジェンダー・スタディーズ : 女性学・男性学を学ぶ(大阪大学新世紀レクチャー)改訂版』大阪大学出版会、2015
・加藤秀一、石田仁、海老原暁子『ジェンダー(図解雑学:絵と文章でわかりやすい)』ナツメ社、2005

ジェンダーという言葉に触れたことがある方向け
・多賀太『男子問題の時代?:錯綜するジェンダーと教育のポリティクス』学文社、2016
・広岡守穂『ジェンダーと自己実現』有信堂高文社、2015
・伊藤公雄, 樹村みのり, 國信潤子『女性学・男性学 : ジェンダー論入門』有斐閣,2011
・伊藤公雄『男性学入門』作品社、1996

◆インターネット
・内閣府男女共同参画局「男性にとっての男女共同参画ポータルサイト
 http://www.gender.go.jp/policy/men_danjo/index.html

・UN Women 日本事務局 「HeForSheキャンペーン」
 http://japan.unwomen.org/ja/news-and-events/in-focus/heforshe

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