事例

事例作成日:2003/06/24
更新日:2003/06/24

質問

(65)ドメスティック・バイオレンス(DV)の加害者に対する取り組みについて知りたいのですが。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康09. 世帯・家族

ヒアリングのポイント

・調べる目的を確認する。
・どのような関連図書資料を入手済みか。
・加害者の実態調査も必要なのか。
・加害者を回復させるための具体的なプログラムの内容が必要なのか。
・日本で取り組みを実施している団体やグループ、機関などの情報は要るのか。
・先進国の取り組みについても調べたいのか。 

参考資料・情報源

自館所蔵資料データベース
インターネットサイトファイル(自館作成ツール)
WinetCASS(文献情報データベース)
新聞クリッピング

提供情報・回答

<図書・行政資料>
・内閣府男女共同参画局編『配偶者からの暴力の加害者更正に関する調査研究』内閣府男女共同参画局、2003
・ダニエル・J・ソンキン(ほか)、中野留美子訳『脱暴力のプログラム:男のためのハンドブック』 青木書店、2003
・ウィメンズカウンセリング京都編『公開講座報告書:DV加害者の実像は?なぜ暴力を「選択」するのか・・・・』ウィメンズカウンセリング京都、2003
・中村正夫『男たちの脱暴力:DV克服プログラムの現場から』朝日新聞社、2003
・NPOジェンダーフリー企画編『暴力のない世界をめざして アメリカのDV事情を知る:2002夏』NPOジェンダーフリー企画、2002        
・沼崎一郎『なぜ男は暴力を選ぶのか:ドメスティックバイオレンス理解の初歩』かもがわ出版、2002
・味沢道明(ほか)『家族の暴力をのりこえる:当事者の視点による非暴力援助論』かもがわ出版、2002
・西尾和美『ドメスティック・バイオレンス:被害者と加害者の癒し: ヘルスワーク協会西尾和美講演会記録5』IFF出版部ヘルスワーク協会、2002
・中村彰『男性学から見たジェンダーと暴力講演記録』暴力防止情報スペースAPIS、2001
・ドナルド・G・ダットン(ほか)、中村正訳 『なぜ夫は、愛する妻を殴るのか?:バタラーの心理学』作品社、2001
・豊田正義『DV(ドメスティック・バイオレンス) : 殴らずにはいられない男たち』光文社、2001
・高井高盛『なぜ男は暴力をふるうのか』洋泉社、2001
・メンズセンター編『夫婦間暴力?妻たちの叫び:ソウイウ男ニ私ハナリタイ・オトコタチヨ』メンズセンター、2001
・山口のり子『DV(ドメスティック・バイオレンス)あなた自身を抱きしめて : アメリカの被害者・加害者プログラム』梨の木社, 2001
・草柳和之『ドメスティック・バイオレンス:男性加害者の暴力克服の試み』岩波書店、1999
・女のスペースにいがた編『男たちはなぜ暴力をふるうのか』女のスペースにいがた、1998

〈雑誌記事〉
・中村正「アメリカにおけるDV加害者教育プログラムの研究」『立命館産業社会論集』 第35巻1号、1999
・波田あい子「インタビュー:米国のDV加害者対策に学ぶ:ドゥルース・モデル」『くらしと教育をつなぐWe』11巻10号、p. 2-19、2003
・原健一「男性(加害者)へのサポートの現状」『あごら』279号 p. 40-43、2002
・内閣府編「女性に対する暴力のない社会を目指して」『共同参画21』3号、2002 
この特集では、台湾、韓国の加害者更正プログラムの紹介がある。
・中村彰「メンズリブの歩みと非暴力ワークショップ」、鈴木隆文「男性が暴力を振るう構造」 『Fifty Fifty』43号、2001 
・坂井隆之「非暴力的な男らしさの可能性:米国のDV加害者対策に学ぶ」『くらしと教育を つなぐWe』79号、p. 16-29、2000

<新聞クリッピング>
・「主な国・地域の加害者更正プログラムの位置づけ」『西日本新聞』2002.5.13                               
<団体/グループ情報>
・パド・ウイメンズ・オフィス編・発行『ドメスティック・バイオレンス:データブック2002年:女性情報ライブラリー Vol.1』2002  
・メンズセンター編・発行『男性グループ名簿』2002

<関連グループHPサイト>
・「草柳和之のメンタルサービス」、2003.8.6アクセス http://www2.neweb.ne.jp/wd/jhms-ehime/dv.htm 
・「aware」、2003.8.6アクセス http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Asagao/5738/sub1.html
・「メンズセンター」、2003.8.6アクセスhttp://member.nifty.ne.jp/yeswhome/MensCenter/  
・「特定非営利活動法人 女性と子どものエンパワメント関西」、2003.8.6アクセス
http://www.osk.3web.ne.jp/~videodoc/ 
・「メンズサポートルーム」、2003.8.6アクセスhttp://www.geocities.co.jp/SweetHome/1026/jp-men-supportroom.html
・「日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン」、2003.8.6アクセス
http://www.just.or.jp/
・「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」、2003.8.6アクセス http://www.awf.or.jp
 
<アメリカDV加害者プログラム>
・「Duluth Domestic Abuse Intervention Project」(ミネソタ州 ドゥルース)2003.8.6 アクセス  http://mpdi.ipharos.com/daipoverview.html
 *ドゥルース市は米国のDV対策のパオイニア的な役割を果たしてきている。
・「Men's Resource Center of Western Massachusetts」 (マサチューセッツ州)2003.8.6アクセス http://www.mensresourcecenter.org
・「EMERGE」(ボストン)2003.8.6 アクセス http://www.emergedv.com/index.html
・「Alternative to Violence」(カリフォルニア州)2003.8.6アクセス
http://www.quaker.org/sttp-4.html
・「RAVEN」(セントルイス)2003.8.6アクセスhttp://members.tripod.com/~raventeaches/

コメント

被害者救済のみではなく、加害者にも立ち直るためのプログラムの必要性が述べられるようになった。そのことをテーマにしている「人」「グループ」が自助的な組織をつくったり、HPを立ち上げたりしている。そのようなURLを伝えるとよい。
DVに関する資料はたくさん発行されているが、2,3冊の資料を手がかりに、その著者の他の資料を当たったり、一つのサイトから「リンク」して次々と必要な情報に出会えるよう情報提供するとよいだろう。

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