事例作成日:2014/10/24
更新日:2014/10/24
質問
(272)男女共同参画関連の図書を購入する際、選書の参考になるものを教えてください。
カテゴリ
12. ことば・情報・メディア
ヒアリングのポイント
質問者が、購入しようとしている図書のイメージについて確認をする。冊数はどれくらいか、分野は男女共同参画全般なのか、それともDV、セクハラなど特化したテーマで探しているのか、出版年はどのくらいで絞るのか、などヒアリングする。
参考資料・情報源
・国立女性教育会館女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」
・インターネット
提供情報・回答
男女共同参画をメインにしたブックガイドは近年、発行されていない。したがって選書の方法としては、以下が考えられる。
(1)女性/男女共同参画センター発行の情報誌や、女性情報の専門誌の図書紹介をチェックする。
(2)女性/男女共同参画センター図書室のテーマ展示リストをチェックする。
(3)一般的な選書用資料や書店などの新刊案内、新聞の書評や広告から拾い出す。
(4)インターネットで書店の図書紹介を調べる。
【男女共同参画をテーマにした選書用資料】
[女性問題専門誌]
毎号図書の紹介が掲載されているものには、以下のようなものがある。
・日本女性学習財団『月刊We learn:ウィラーン:女性と学習・次世代育成雑誌』
・パド・ウィメンズ・オフィス『女性情報:切り抜き情報誌』
・ふぇみん婦人民主クラブ『ふぇみん婦人民主新聞』毎月5・15・25日発行
[自治体発行の書誌情報紙]
・北九州市立男女共同参画センタームーブ『Cuttinng-Edge』
*読みごたえのある書評と、各図書のキーワードについての解説がある。年3回発行。ホームページで読むこともできる。2014.9.6アクセス、
http://www.kitakyu-move.jp/tosyo/2556.html
・あかし男女共同参画センター『Dog Ear:あかし男女共同参画センター図書情報紙』
*毎号、特集テーマを組んで本を紹介している。年4回発行。ホームページで読むこともできる。2014.9.6アクセス、
http://www2.city.akashi.lg.jp/community/danjyo_ka/danjyo/publication_dogear.html
[インターネット]
・国立女性教育会館女性情報ポータル”Winet”「新着案内」2014.9.6アクセス、
http://winet.nwec.jp/bunken/newbook_cal/opac_newbook_cal.cgi
・国立女性教育会館「新着資料アラートサービス」
*関心のある「キーワード」や「著者」などを登録すれば、その条件にあった新着資料をEメールで知らせてくれる。2014.09.6アクセス、
https://winet.nwec.jp/optsrv/opt_sdi.php
・国立女性教育会館女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」
*キーワードや出版年、分野などで絞り込み検索ができる。件名やNDCなどもわかる。2014.9.6アクセス、
http://winet.nwec.jp/bunken/
・国立女性教育会館女性教育情報センター「テーマ展示」、4半期ごとのリストを掲載。2014.9.6アクセス、
http://www.nwec.jp/jp/center/page05.html
・大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)情報ライブラリー
*資料検索はキーワード分類から検索ができるので、知識がなくても分野ごとにまとまった情報を得られる。新着図書案内、月毎のテーマ展示リストも掲載されている。2014.9.6アクセス、
http://www.dawncenter.or.jp/libsrch/index.jsp
・「B-WAN(ビー・ワン)」ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)
*B-WANは、女性のための情報を提供し、活動をつなぐことを目的にした総合情報サイトWANの本屋。書評だけでなく、著者や編集者からの紹介コーナーもある。2014.09.6アクセス、
http://wan.or.jp/book/
【一般的な選書用資料】
・「Books.or.jp 詳細検索」一般社団法人日本書籍出版協会、2014.10.17アクセス、
http://www.books.or.jp/index2.aspx
*国内で発行され、現在入手可能な書籍を収録する書籍検索サイト。データは土日祝日を除く日次更新。発行年月、タイトル・シリーズ名等で検索可能。
・株式会社図書館流通センター(TRC)『週刊新刊全点案内』
*前週に発行された新刊図書を網羅しており、簡単な内容紹介や表紙画像もある。火曜日発行。
・株式会社トーハン『トーハン週報』
*図書や雑誌の新刊情報を掲載し、簡単な内容紹介も記載している。月曜日発行。
・株式会社図書新聞『図書新聞』
*本の批評を専門とする週刊新聞。インタビューなどもある。土曜日発行。
・株式会社読書人『週刊読書人』
*本の批評が主な内容で、その他インタビューや読み物もある本の総合報道誌。ビジネス、小説、学術書の書評が中心。金曜日発行。
コメント
国立女性教育会館をはじめ、多くの女性/男女共同参画センターでは広報紙で図書の紹介をしている。また、関連図書に力を入れている出版社をチェックすることも考えられる。
参考事例
(248)女性センターのライブラリーで働くことになりました。レファレンス(情報相談)情報相談について学ぶための資料や情報はありますか。