事例

事例作成日:2014/10/24
更新日:2023/07/06

質問

(272)男女共同参画関連の図書を購入する際、選書の参考になるものを教えてください。
基本事例

カテゴリ

12. ことば・情報・メディア

ヒアリングのポイント

質問者が、購入しようとしている図書のイメージについて確認をする。冊数はどれくらいか、分野は男女共同参画全般なのか、それともDV、セクハラなど特化したテーマで探しているのか、出版年はどのくらいで絞るのか、などヒアリングする。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」「女性関連施設データベース」
・インターネット

提供情報・回答

男女共同参画をメインにしたブックガイドは近年、発行されていない。したがって選書の方法としては、以下が考えられる。
(1)女性/男女共同参画センター発行の情報誌や、女性・ジェンダー情報の専門誌の図書紹介をチェックする。
(2)女性/男女共同参画センター図書室のテーマ展示リストをチェックする。
(3)一般的な選書用資料や書店などの新刊案内、新聞の書評や広告から拾い出す。

【男女共同参画をテーマにした選書用資料】
[女性・ジェンダー問題専門誌]
毎号図書の紹介が掲載されているものには、以下のようなものがある。
・ふぇみん婦人民主クラブ『ふぇみん : 婦人民主新聞』毎月5・15・25日発行
*Webでも提供されている。2023.7.5アクセス、
https://www.jca.apc.org/femin/book/index.html
・日本女性学習財団『月刊We learn:ウィラーン:女性と学習・次世代育成雑誌』
・パド・ウィメンズ・オフィス『女性情報:切り抜き情報誌』

[女性/男女共同参画センター関連情報]
・北九州市立男女共同参画センタームーブ『Cuttinng-Edge』
*読みごたえのある書評と、各図書のキーワードについての解説がある。年3回発行。Webでも提供されている。2023.7.5アクセス、
 https://www.kitakyu-move.jp/tosyocat/back-edge

国立女性教育会館の専門図書館「女性教育情報センター」の所蔵資料については、以下のように参考となるサイト・サービスがある。
・女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」
*キーワードや出版年、分野などで絞り込み検索ができる。件名や分類などもわかる。2023.7.5アクセス、
 https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_search/
*「新着案内」で、1月ごとに女性教育情報センターに登録された資料が確認できる。2023.7.5アクセス、
 https://winet2.nwec.go.jp/bunken/cgi/newbook_cal/opac_newbook_cal.cgi
・「新着資料アラートサービス」
*関心のある「キーワード」や「著者」などを登録すれば、その条件にあった新着資料をEメールで知らせてくれる。2023.7.5アクセス、
 https://winet2.nwec.go.jp/bunken/sdi/
・女性教育情報センター「テーマ展示」
*4半期ごとのテーマに関するリスト、関連情報を「本、あり〼」を掲載。2014.9.6アクセス、
 http://www.nwec.jp/jp/center/page05.html

・静岡県男女共同参画センター「あざれあ図書室」
*図書室ページトップには「ピックアップ」「新着情報」が掲載され、毎月の「展示リスト」、2か月ごとの「図書室通信」、「情報ナビ」、「ジェンダー絵本」など、充実した情報が掲載されている。2023.7.5アクセス、
 https://www.azarea-navi.jp/library/

・大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)情報ライブラリー
*資料検索はフリーワードのほか、分類コードから検索ができるので、知識がなくても分野ごとにまとまった情報を得られる。新着資料案内、月毎のテーマ展示リストも掲載されている。2023.7.5アクセス、
 https://opac.dawncenter.jp/opac4/opac/Top

[女性・ジェンダー問題専門サイト]
・「女の本屋」ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)
*日本で初めての女の本屋「松香堂」と「ウィメンズブックストアゆう」の思いを引き継ぎ、女性にフレンドリーな本・マンガ・DVDを紹介。2023.7.5アクセス、
 https://wan.or.jp/bwan#gsc.tab=0

【一般的な選書用資料】
・「Books」一般社団法人 日本出版インフラセンター、2023.7.5アクセス、
 https://www.books.or.jp/
 *各出版社(者)から提供されている国内で発行された紙の書籍・電子書籍の情報を収録し、検索できるサイト。発行年月日、タイトル・シリーズ名等で検索可能。
・株式会社図書館流通センター(TRC)『週刊新刊全点案内』
*前週に発行された新刊図書を網羅しており、簡単な内容紹介や表紙画像もある。火曜日発行。
・株式会社トーハン『トーハン週報』
*図書や雑誌の新刊情報を掲載し、簡単な内容紹介も記載している。月曜日発行。
・株式会社図書新聞『図書新聞』
*書評新聞。インタビューなどもある。土曜日発行。
・株式会社読書人『週刊読書人』
*書評新聞。本の世界のあれこれを紹介している総合報道紙。金曜日発行。

コメント

多くの女性/男女共同参画センターでは広報紙で図書の紹介をしている。また、関連図書に力を入れているエトセトラブックス、アジュマブックス等の出版社をチェックすることも考えられる。

参考事例
(248)女性センターのライブラリーで働くことになりました。レファレンス(情報相談)情報相談について学ぶための資料や情報はありますか。

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