事例

事例作成日:2002/07/12
更新日:2002/07/12

質問

(17)自分が住んでいる地域の戦前の女性運動について知りたいのですが、どんな資料を手がかりにすればいいのでしょうか?

カテゴリ

01. 思想・理論・運動02. 歴史・民族・宗教

ヒアリングのポイント

・調べる目的(学校のレポート、参加している講座の修了レポート、個人研究など)をヒアリングすることによって、学術的な資料を提供するのか、あるいは草の根グループの情報などを提供するのかをある程度判断する
・「地域」とはどの範囲のことなのかを聞く

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・グループデータベース(自館作成ツール)
 *歴史的な活動歴のあるグループの情報があれば提供する。
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」

提供情報・回答

【自治体発行の地域女性史】
(例)
・北九州市女性史編纂実行委員会編著『おんなの軌跡北九州 : 北九州市女性の一〇〇年史』ドメス出版、2005
・折井美耶子, 新宿女性史研究会編『新宿歴史に生きた女性100人』ドメス出版、2005
・杉並区女性史編さんの会編著『杉並の女性史 : 区民が語り区民が綴る : 明日への水脈』ぎょうせい、2002
・神奈川県立婦人総合センターかながわ女性史編集委員会『夜明けの航跡 : かながわ近代の女たち』ドメス出版、1987
・ならの女性生活史編さん委員会編『ならの女性生活史 : 花ひらく』奈良県(奈良県女 性センター) 、1995
・岐阜県女性史編集委員会編『まん真ん中の女たち : 岐阜県女性史』岐阜県、2000年
・岸和田市立女性センター, きしわだの女性史編纂委員会編著『きしわだの女たち : 市民がつづった女性史』ドメス出版、1999
など各地で創られている

【民間団体などが発行した地域女性史】
(例)
・女性史サークル編;篠崎勝監修『愛媛の女性史 : 近・現代』女性史サークル、1984
・愛知女性史研究会編『あいちの女性史 : 写真でつづる』郷土出版社、1994
など

【日本の女性運動に関する資料】
・石月静恵『戦間期の女性運動』(新装版)東方出版、2001
・鈴木裕子編『日本女性運動資料集成』(全10巻)不二出版、1993-1998
・女性団体発行の機関誌
・女性雑誌の復刻版

コメント

・特定の団体や、活動目的を限定しての問い合せであることも多い。そのような場合でも、まず、時代や地域からアクセスする方が情報が見つかりやすい。
・女性史関連の資料だけではなく、それぞれの地域の社会労働運動史にも女性運動に関する内容が含まれている。
・地域の女性団体の活動についての地方新聞連載などにも目配りする。(例)「おおいたの女性百年」古庄ゆき子(大分合同新聞に2004年まで連載)

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