事例

事例作成日:2014/04/07
更新日:2014/04/07

質問

(258)終末期の在宅医療に関する図書、Webサイト、団体について教えてください。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康09. 世帯・家族

ヒアリングのポイント

・学生でレポートを書くためか、研究のためか、医療関係者か、自分自身のためか、親のためかなど、知りたい目的をプライバシーに配慮しながら確認する。
・自分自身や、親の場合には、緊急性があるのかも確認する。

参考資料・情報源

・自館所蔵データベース
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」
・インターネット
※レポートや研究目的、医療関係者であれば、国立情報学研究所「CiNii Articles - 日本の論文をさがす」等も紹介する。

提供情報・回答

日本は、2055年には75歳以上高齢者数の全人口に占める割合は25%を超える見込みと、高齢社会化が進んでおり、世帯主が65歳以上の単独世帯や夫婦のみの世帯が増加していく。社会保障にかかる費用も増大し、施設中心の医療・介護から、可能な限り、住み慣れた生活の場において必要な医療・介護サービスが受けられ、安心して自分らしい生活を実現できる社会が目指されている。介護保険制度以前の、家族の「介護地獄の再来」とならないよう、地域包括ケアシステムの構築が進められている。
これを踏まえ、ここでは、家族・本人の終末期の在宅医療に関する資料・情報を紹介する。
「文献情報データベース」を「在宅医療 終末期」「在宅医療 死*」(アスタリスクは前方一致)で検索すると、以下のような資料がある。2014.3.20アクセス、http://winet.nwec.jp/bunken/

・長尾和宏、上村悦子『家族が選んだ「平穏死」:看取った家族だけが知っている本当の「幸せな逝き方」』祥伝社、2013
・松永安優美『「在宅死」の心がまえ:幸せな最期を迎えるために』ポプラ社、2013
・中澤まゆみ『おひとりさまでも最期まで在宅:平穏に生きて死ぬための医療と在宅ケア』築地書館、2013
・上野千鶴子、小笠原文雄『上野千鶴子が聞く小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 』朝日新聞出版、2013
・中野一司『在宅医療が日本を変える:キュアからケアへのパラダイムチェンジ:「ケア志向の医療=在宅医療」という新しい医療概念の提唱』ナカノ会、2012
・二ノ坂保喜『在宅ホスピス物語:死と生に向き合うとき』青海社、2011
・秋山正子『家で死ぬこと、考えたことありますか?:"プロフェッショナル"訪問看護師が綴る看取りのためのガイドブック : あなたの隣の在宅ケア』保健同人社、2011

<関連Webサイト>
・「在宅医療の推進について」厚生労働省、2014.2.20アクセス、
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/zaitaku/index.html
・「地域包括ケアシステム」厚生労働省、2014.2.20アクセス、
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/index.html
※団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現している。
地域包括ケアシステム構築へ向けた取組事例も掲載されている。

<団体>
・「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団」、2014.2.20アクセス、
 http://www.zaitakuiryo-yuumizaidan.com
*サイトでは、「在宅医を見つけるには」「在宅医療に熱心な医療機関」「在宅医療にかかるお金」等の情報を提供している。
・「一般財団法人長寿社会開発センター」、2014.2.20アクセス、
 http://www.nenrin.or.jp/
*地域包括ケア推進のための調査等事業を行っている。

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