事例作成日:2013/03/27
更新日:2013/03/27
質問
(243)2012年にあった「リオ+20」という国際会議は、男女共同参画とはどのように関係があるのでしょうか。
カテゴリ
05. 政治・政策・法律06. 社会10. くらし・環境
ヒアリングのポイント
質問者の立場、目的を次のポイントから確認する。
・新聞などで知って興味を持った。
・学生・研究者で、レポートや論文等作成のため。
・NGOなどで活動するために知りたい。
参考資料・情報源
・インターネット
・国立女性教育会館女性情報ポータル”Winet”「文献情報データベース」
・自館所蔵資料データベース
提供情報・回答
「リオ+20」は、2012年6月20日~22日ブラジル(リオデジャネイロ)で開催された「国連持続可能な開発会議」の略称である。
1992年、同じくブラジル(リオデジャネイロ)で開催された「国連環境開発会議(地球サミット)」から20周年を迎える機会に、同会議のフォローアップ会合として、行われた。この地球サミットでは、「環境と開発に関するリオ宣言」やそれを具体化するための「アジェンダ21」が採択されたほか、気候変動枠組条約や生物多様性条約が署名されるなど、今日に至る地球環境の保護や持続可能な開発の考え方に大きな影響を与えた。
「環境と開発に関するリオ宣言」では、第20原則に「女性は、環境管理と開発において重要な役割を有する。そのため、彼女らの十分な参加は、持続可能な開発の達成のために必須である。」、「アジェンダ21」では、第24章「持続可能かつ公平な開発に向けた女性のための地球規模の行動」が入った。
それから20年経った2012年の会議においては、環境問題への女性の参画、ジェンダー平等の一層の進展が期待されていた。
2013年3月現在、以下のような資料がある。
◆インターネット
・「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」『外務省』2013.3.21アクセス、
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/rio_p20/gaiyo.html
・「リオ+20成果文書『我々が望む未来』(環境省仮訳)」『リオ+20国内準備委員会』三菱総合研究所、2013.3.21アクセス、
http://www.mri.co.jp/SERVICE/rio20/rio20_seika_yaku.pdf
※「V.行動とフォローアップ」の「A.テーマ別分野と横断的事項」、貧困の撲滅、水と衛生、健康と人口、防災、教育など26のテーマの最後のテーマとして、パラグラフ236~244に「ジェンダーの平等と女性のエンパワーメント」が取り上げられている。
◆文献情報
・織田由紀子「「リオ+20」の成果と課題:ジェンダー平等の視点から」『国際女性』p.151-152、2012.12
*成果文書について、ジェンダー平等の視点から言及している。
・『リオ+20 参加者報告書』北九州サスティナビリティ研究所、2012
・織田由紀子「女性たちの望む未来:リオ+20からのメッセージ」『共同参画』p.9、2012.9
webでも提供されている。2013.3.21アクセス、
http://www.gender.go.jp/main_contents/category/kyodo/201209/201209.html
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