事例作成日:2012/11/09
更新日:2012/11/09
質問
(238)男女共学の学校が増えた歴史的背景について調べたいのですが。
カテゴリ
01. 思想・理論・運動02. 歴史・民族・宗教03. 教育・研究05. 政治・政策・法律
ヒアリングのポイント
・質問者の立場・目的を確認する。例えば、男女共学を目指している市民・学生、あるいは逆に男女別学を維持しようとしている市民・学生、レポート作成、研究者など。
・小・中・高校・大学等、どの教育段階か、またどの時代について調べたいのかを尋ねる。
・日本について調べているのか、海外の情報も必要かを尋ねる。
参考資料・情報源
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」
・国立情報学研究所CiNii Articles
・自館所蔵資料データベース
・インターネット
提供情報・回答
「文献情報データベース」で「男女共学 (歴史 + 教育史 + 女性史)」(男女共学and(歴史or教育史or女性史))で検索すると、以下のような資料がある。
◆図書
・橋本紀子研究代表『子どものジェンダー平等意識形成と学校に関する総合的研究:戦後男女共学制の総括』橋本紀子、2012
・橘木俊詔『女性と学歴:女子高等教育の歩みと行方』勁草書房、2011.10
・生田久美子編著;坂本辰朗 [ほか] 著『男女共学・別学を問いなおす:新しい議論のステージへ』東洋館出版、2011
・小山静子『戦後教育のジェンダー秩序』勁草書房、2009
・上村千賀子『女性解放をめぐる占領政策』勁草書房、2007
・生田久美子編;辻村みよ子監修『ジェンダーと教育:理念・歴史の検討から政策の実現に向けて』東北大学出版会、2005
・[埼玉県立浦和第一女子高等学校PTA編]『埼玉県立浦和第一女子高等学校共学化問題の記録』埼玉県立浦和第一女子高等学校PTA、2003
・坂本辰朗『アメリカ教育史の中の女性たち:ジェンダー、高等教育、フェミニズム』東信堂、2002
・橋本紀子『男女共学制の史的研究』大月書店、1992
◆雑誌記事
検索結果のうち「CiNii Article」やgoogleでタイトルで検索すると、全文がPDFで公開されているものも多い。
・小稲絵梨奈「日本における男女共学論の歴史と背景:小泉郁子の思想」『武庫川女子大学院教育学研究論集』第7号、2012
*PDFが公開されている。2012.9.20アクセス、
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~edugrad/715koine.pdf
・橋本紀子「東北地方における半世紀遅れの男女共学制移行」『教育学研究室紀要』No.7、p.34-46、2007.8
*PDFが公開されている。2012.9.20アクセス、
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007129888
・渡部蓊 [ほか]述「座談会「女子大学から共学へ」」『女性歴史文化研究所紀要』13、p.11-27、2005.3
・田端泰子「日本における高等教育の変遷と男女共学の理念」『女性歴史文化研究所紀要』13、p.1-10、2005.3
・坂東眞理子「アメリカの戦後統治と日本の女性政策」『昭和女子大学女性文化研究所紀要』32、p.57-67、2005.3
*PDFが公開されている。2012.9.20アクセス、
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004634571
・小山静子「1950~60年代における男女共学問題」『教育学年報』10号、p.175-192、2004.3
◆インターネット
Google等で「男女共学」「歴史」等で検索すると、下記のような情報がヒットする。また、男女共学に至る各学校の経緯や男女共学をめぐる論争等を知ることができる。
・「教育基本法資料室へようこそ!:第5条(男女共学)」『文部科学省』、文部科学省、2012.9.20アクセス、http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/004/a004_05.htm
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