事例

事例作成日:2011/04/05
更新日:2011/04/05

質問

(214)高齢者の孤立化について調べたいのですが。

カテゴリ

06. 社会09. 世帯・家族10. くらし・環境

ヒアリングのポイント

・支援するためか、研究のためかなど、調べる目的を確認する。
・データが必要なのか、その背景まで知りたいのかをたずねる。

参考資料・情報源

・女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」「女性情報ナビゲーション」
・自館所蔵資料データベース
・インターネット

提供情報・回答

孤立化のおそれがある「高齢単身・夫婦のみ世帯」が高齢世帯の3分の2に達し、対策が必要となってきている。65歳以上の単独世帯は7割が女性である。一方、男性の単身世帯の方が会話をする人が少なく、困ったときに頼れる人がいない率が高く、孤立している人が多い。
データとしては、以下のような資料がある。

◆統計資料
 高齢者の単独世帯に関するデータ
・内閣府『高齢社会白書(平成22年版)』佐伯印刷、2010
 *Webでも提供されている。2011.1.13アクセス、
 http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html
 平成22年版は第1章第3節が「第3節 高齢者の社会的孤立と地域社会 ~孤立」から「つながり」、そして「支え合い」へ~」として、高齢者の孤立について扱っている。
・「高齢社会対策に関する調査」『共生社会政策統括官高齢社会対策』内閣府、2011.1.13アクセス、
 http:/www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/kenkyu1.htm
・国立女性教育会館『男女共同参画統計データブック:日本の女性と男性(2009)』ぎょうせい、2009
・『女性と男性に関する統計データベース』2011.3.28アクセス、
 http://winet.nwec.jp/toukei/
 *キーワード「単独世帯」で検索すると、該当データがヒットする。
・エイジング総合研究センター編著『少子高齢社会の基礎知識:図表でわかる(改訂版)』中央法規出版、2008

◆文献資料
「文献情報データベース」を「単身高齢者」「高齢者 孤立*(アスタリスクは前方一致)」等で検索すると、以下のような資料がある。
【図書】
・藤森克彦『単身急増社会の衝撃』日本経済新聞出版社、2010
・埼玉県地方自治研究センター「女性行政プロジェクト」『いまどきの高齢者事情:ルンルン女性と「ちょい寂」男性』七つ森書館、2010
・河合克義『大都市のひとり暮らし高齢者と社会的孤立』法律文化社、2009
・内閣府男女共同参画局 [編]『高齢男女の自立した生活に関する実態調査』内閣府、2008
 *Webでも提供されている。2011.1.13アクセス、
 http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/eikyou/houkoku/kourei-tyousa.html

【雑誌記事】
・「特集:続・高齢者の生活と社会的孤立」『賃金と社会保障』1517、p.4-34、2010.7
・小島武彦「高齢社会の現状と将来像、そこから見えてくる課題」『ジュリスト』1389、2009.11
・大平民生「連載・シリーズ調査報告:日本の高齢者(5):神奈川県大井町における夫婦二人世帯高齢者の生活実態と孤立問題」『賃金と社会保障』1478、p.26-44、2008.11

【新聞記事】
・「シンポジウム「高齢者の孤立と貧困-『無縁社会』からの脱却をめざして」」『毎日新聞』2011.01.26
・清川卓史、高橋健次郎「孤族の国 第2部家族代行 (1):きずなを買う 身元保証もみとりも : 肌身離さぬ一枚の「家族」:「家族に頼れない」37%本社世論調査 看病や老後の手助け 身内の役割、今はビジネス」『朝日新聞』2011.01.24
・中舘聡子「男性介護者孤立防げ:各地で支援の集い・・・ストレス発散:介護サービス積極活用を:虐待死加害者の75%男性」『読売新聞』2010.09.18

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