事例

事例作成日:2010/11/19
更新日:2010/11/19

質問

(207)国内で男女共同参画の取り組みが進んでいる自治体を教えてください。根拠となるデータも知りたいのですが。

カテゴリ

05. 政治・政策・法律06. 社会

ヒアリングのポイント

利用目的や知りたい分野(政治、経済、教育…)などをたずねる。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「女性情報ナビゲーション」「文献情報データベース」
・インターネット

提供情報・回答

(207)男女共同参画の進捗度を示す指標としては、議員の女性比率、高等教育への進学率、男女の所得格差など様々あり、どの指標をとるかによって、見え方が変わることに留意する必要がある。
国際的には、国連開発計画(UNDP)のGEM(Gender empowerment measure:ジェンダー・エンパワーメント測定、2010年よりジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index)に変更)、世界経済フォーラム(World Economic Forum)のジェンダー格差指数(Gender Gap Index)、IPU(列国議会同盟)の国会における女性の比率ランキングなどが出されており、近年、日本でも以下のような試みがある。

◆インターネット
以下はすべて、「女性情報ナビゲーション」の「政治・政策・法律>男女共同参画>地方自治体の条例/行動計画/取組」にリンクしている。
・「アバンセ・データブック国内版GEM」『アバンセ(佐賀県立男女共同参画センター・佐賀県立生涯学習センター)』、2010.11.2アクセス
http://www.avance.or.jp/data/gem/
*国連開発計画『人間開発報告書』で出されている、各国女性の活躍度を表すGEMを、国内データを使って都道府県別にアバンセが試算したもの(使用データは議員、管理職、専門・技術職比率、賃金額)。

・日本版男女平等度指標「東北大学 吉田浩氏」、2010.4.9、2010.11.2アクセス、
http://www.econ.tohoku.ac.jp/~hyoshida/
*東北大学グローバルCOEの研究グループによる、ノルウェー統計局の男女平等度指数の推計手法をもとにした、国内ランキング(使用データは義務教育前教育普及率、高等教育卒業者率、人口性比、労働参加率、男女別給与額、女性議員の割合)。

・「都道府県別女性の参画マップ(2009年版)」『男女共同参画局が実施した調査研究・統計』内閣府男女共同参画局、2010.11.2アクセス、
http://www.gender.go.jp/research/todoufuken/sankaku_map2009.pdf
*地方議会議員に占める女性の割合、地方公務員の管理職に占める女性の割合等を、地方議会議員に占める女性の割合、地方公務員の管理職に占める女性の割合等を、都道府県で色分けされた日本地図で見ることができる。

◆図書
「文献情報データベース」等で、「男女共同参画 地方自治体」で検索すると、下記ほか各自治体の取り組みに関する資料がヒットする。2010.11.2アクセス、
http://winet.nwec.jp/bunken/

・内閣府男女共同参画局 [編]『地方公共団体における男女共同参画社会の形成又は女性に関する施策の推進状況』、内閣府男女共同参画局、2001-
*各自治体の女性施策に関する取り組み状況がわかる。概要版では、項目ごとに都道府県の数値が一覧になっていてわかりやすい。毎年公表。
Webでも提供されている。2010.11.10アクセス、
http://www.gender.go.jp/research/suishinjokyo/suisin-index.html
・男女共同参画会議少子化と男女共同参画に関する専門調査会[編]『少子化と男女共同参画に関する社会環境の国内分析報告書』男女共同参画会議少子化と男女共同参画に関する専門調査会、2006
*「都道府県データを用いた社会環境比較分析」掲載。
・辻村みよ子『自治体と男女共同参画:政策と課題』イマジン出版、2005
*各自治体の政策一覧表がある。

コメント

参考事例
(129)世界の中での日本の女性の地位を示す順位を国連が発表していると聞きましたが、どのようなものか教えてください。

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