事例

事例作成日:2010/03/10
更新日:2010/03/10

質問

(198)若い世代では家事に抵抗の無い男性も増えているようですが、国際的にみて日本男性の家事参加は少ないようです。その背景を調べたいのですが。

カテゴリ

09. 世帯・家族10. くらし・環境

ヒアリングのポイント

相談の目的(学習・研究・仕事に関する調査など)を確認し、どの程度調べたいのかを聴き取る

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「女性情報ナビゲーション」「文献情報データベース」
・自館所蔵資料データベース
・インターネット

提供情報・回答

家事という生活に密着した労働について調べるには、対象である日本男性の意識、歴史、教育、ライフスタイル、就業状態、経済状況など多面的に知る必要がある。
統計については国際比較できる数値を提供する。

◆日本男性の意識調査
「文献情報データベース」で、「家事 意識調査」「男女共同参画 意識調査」等のキーワードで検索すると、関連する図書・地方行政資料・新聞記事・和雑誌記事が多数ヒットする。2010.1.7アクセス、
http://winet.nwec.jp/bunken/

◆統計資料
【図書】
・内閣府『男女共同参画白書(平成21年版)』佐伯印刷、2009
・国立女性教育会館『男女共同参画統計データブック:日本の女性と男性(2009)』ぎょうせい、2009
*p.69?70「共稼ぎ夫妻、4大生活時間分類別、総平均時間の国際比較」でEU諸国と日本を掲載。
「文献情報データベース」で、「家事 国際比較」で検索すると、関連資料がヒットする。
【インターネット】
・「女性と男性に関する統計データベース」で、「家事 男性」等のキーワードで関連統計が検索できる(但し現在は国内データのみ)。2010.1.8アクセス、
http://winet.nwec.jp/toukei/

◆男性と家事に関する資料
「文献情報データベース」で、「家事分担 男性」「育児参加」等で検索すると、以下のような資料がヒットする。この他に和雑誌記事、新聞記事も多数ある。

【図書】
・佐藤博樹編集代表『ワーク・ライフ・バランス:仕事と子育ての両立支援』ぎょうせい、2008
*治部れんげ「アメリカ男性の家事・育児参加と妻のキャリア:日本との比較から」掲載
・柏木惠子、高橋惠子編『日本の男性の心理学:もう1つのジェンダー問題 』有斐閣、2008
*牧野カツコ「男性の家事・育児参加の国際比較, 経年比較:日本の男性は何故家事・育児をしないのか?」掲載
・ヒューマンルネッサンス研究所編著『男たちのワーク・ライフ・バランス』幻冬舎ルネッサンス、2008
・永井暁子、松田茂樹編『対等な夫婦は幸せか』勁草書房、2007
・淵上勇次郎『男が家事をしない本当の理由:幸せな家庭の条件』東京図書出版会、2005

【雑誌特集号】
・「特集:子育てする男たち」『女性情報』269号、p.21-49、2008.8
*2007年6月?2008年6月に掲載された男の子育てに関する新聞記事を特集

◆若い世代の男性
「文献情報データベース」で、「草食*(アスタリスク(前方一致))」「弁当男子」「イクメン」等のキーワードで検索すると関連する図書・和雑誌記事・新聞記事がヒットする。
【図書】
・深澤真紀『草食男子世代:平成男子図鑑』光文社、2009
・牛窪恵『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』講談社、2008
【新聞記事】
・「日本gene U-29:弁当男子話題も作る:反応が励み、友も増えた:家庭科必修趣味の領域広げる」『日本経済新聞』2009.12.19
・「「イクメン」御用達バッグ:ポケットにベビー用品」『読売新聞』2009.12.03

コメント

参考事例(165)「男性問題」という言葉を聞きますが、どんなことなのか知りたいのですが。

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