事例

事例作成日:2010/03/10
更新日:2010/03/10

質問

(193)親が離婚した子どものこころのケアに役立つ情報を教えてください。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康09. 世帯・家族

ヒアリングのポイント

・子どもの年齢をたずねる。
・どのような立場で情報を得ようとしているのか確認する(親が子どものケアのための情報を得ようとしているのか、子ども自身が離婚を乗り越えるのをサポートする情報を探しているのか、援助する人が情報を必要としているのか、または調査・研究等のためかなど)。
・子どもがドメスティック・バイオレンスや虐待の被害にあっていれば、被害者のメンタルケアについて書かれた資料も紹介する(事例146番参照)。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・自館作成ツール(相談担当者と情報を共有しておくとよい)
・国立女性教育会館・女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」「女性情報ナビゲーション」「女性関連施設データベース」

提供情報・回答

「文献情報データベース」等で「離婚 子ども」等で検索すると、下記のような資料がある。2010.3.1アクセス、
http://winet.nwec.jp/bunken/

【図書】
◆おもに子ども対象
<絵本>
・新川てるえ『会えないパパに聞きたいこと』太郎次郎社エディタス、2009
・ジニー・フランツ・ランソン『いまは話したくないの:親が離婚しようとするとき』大月書店、2007
・『絵本シリーズ「パパとママが別れたとき…」』(3冊)明石書店、2006
・リビー・リース『HAPPYをさがしてあるこう:9歳の女の子が贈るしあわせになるための30の方
法』メイツ出版、2006
・薩摩菜々『あしたてんきになあれ』未知谷、2005
・ヴィッキー・ランスキー『ココ、きみのせいじゃない:はなれてくらすことになるママとパパと子どものための絵本』太郎次郎社エディタス、2004
・ボー・R・ホルムベルイ『パパはジョニーっていうんだ』BL出版、2004
<読み物>
・ひこ田中『お引越し』講談社、2008(文庫、新装版)
・ペギー・ランプキン著;中川雅子訳『ステップキンと7つの家族:再婚と子どもをめぐる物語』太郎次郎社エディタス、2006
・エリカ・ジョング『ふたつの家の少女メーガン』あすなろ書房、2005
・ウルフ・スタルク『シロクマたちのダンス』偕成社、1996

◆おもに親対象
・ニール・カルター『離婚と子どものこころ:わが子を守る実例集』創元社、2009
・『離れて暮らす親子のためのHAND BOOK』FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク、2009
・Wink編、太田垣章子[ほか]『離婚家庭の子どもの気持ち:面接交渉実態調査アンケートとインタビュー』日本加除出版、2008
・新川てるえ『子連れ離婚を考えたときに読む本:慰謝料、親権、養育費……気になることがすべてわかる』日本実業出版社、2006
・コンスタンス・アーロンズ『離婚は家族を壊すか:20年後の子どもたちの証言』バベル・プレス、2006
・新川てるえ『離婚家庭の面接交渉実態調査:パパ、ママ離婚しても会えるよね?』ひつじ書房、2005
・氷室かんな『離婚後の親子たち』太郎次郎社エディタス、2005
・リンダ・ゴールドマン『子どもの喪失と悲しみを癒すガイド:生きること・失うこと』創元社、2005
・金沢勲『別れるかもしれないふたりのために:夫婦の対話と子どものこころ』ブレーン出版、2002
・佐藤文子編『離婚した親を持つ子どもの気持ち』Uncoupling研究会、2003
・石坂晴海『×一の子どもたち:彼らの本音』扶桑社、2001

◆おもに援助する立場の人対象
・スザンネ・シュトロバッハ『離婚家庭の子どもの援助』同文書院、2007
・新川てるえ『離婚後の親子関係サポートBOOK:地域で離婚相談をうける支援者の方へ』ひつじ書房、2005
・小田切紀子『離婚を乗り越える:離婚家庭への支援をめざして』ブレーン出版、2004

◆調査・学術書
・棚瀬一代『離婚と子ども:心理臨床家の視点から』創元社、2007
・『「シェルター利用者に係る児童虐待に関する調査研究」報告書』日本キリスト教婦人矯風会女性の家HELP、2007
・『養育環境の変化と子どもの成長に関する調査研究:離婚した親と子どもの声を聞く』家庭問題情報センター、2005
・『新しい関係を築くためのヒント:離婚後の面接での事例を中心として:離婚後における男女両性および子ども間の非暴力的で相互尊重的な関係の構築に関する調査・分析:委託調査報告書』女性のためのアジア平和国民基金、[2004]
・『母子家庭の子どもたち:子どもたちへのインタビュー調査と母親へのアンケート調査報告書』しんぐるまざあず・ふぉーらむ、2004

【ミニコミ】
・家庭問題情報センター「ふぁみりお」
・NPO法人Wink「Wink News Letter」
・NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ「しんぐるまざあず・ふぉーらむニュース」
・ハンド・イン・ハンドの会「Hand in Hand」

【関連団体のWebサイト】
「女性情報ナビゲーション」の「世帯・家族>家族/ひとり親>団体」「世帯・家族>家族/ひとり親>関連機関・団体」に以下のようなサイトがまとまっている。2009.10.28アクセス、
・「家庭問題情報センター」2009.12.12アクセス
 http://www1.odn.ne.jp/fpic/
・「NPO法人Wink」2009.12.12.アクセス
 http://www.npo-wink.org/
・「NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ」2009.12.12アクセス
 http://www7.big.or.jp/~single-m/
 *「BookCinema」にシングルマザーおすすめの本が掲載されている。
・「ハンド・イン・ハンドの会」2009.12.12アクセス
 http://www.gendai-kazoku.jp/

コメント

実際に相談したい場合は、「女性関連施設データベース」で相談を受けてくれる施設を探すことができる。また、DV家庭に育った子どもを癒すプログラムへの取り組みなども始まっている。
参考事例
(146)DV家庭に育った子どもに対応する際の、留意点やことば掛けなどがわかる資料を探しています。
(163)ひとり親家庭をサポートする情報を知りたいのですが。

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