事例

事例作成日:2009/11/09
更新日:2009/11/09

質問

(187)性被害を受けた人を支援する情報にどのようなものがあるのか知りたいのですが。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

性被害といっても範囲が広いので、どのような種類・内容(強姦、ドメスティック・バイオレンス、人身取引、子どもへの性的虐待、セクハラ、ストーカー、ちかん等)の支援情報を求めているのか、ヒアリングする。相手の気持ちを尊重した丁寧な情報提供と確認が必要。

参考資料・情報源

・女性情報ポータル"Winet"「女性情報ナビゲーション」「文献情報データベース」
・自館所蔵データベース
・インターネット

提供情報・回答

◆Web上での支援情報
「女性情報ナビゲーション」の「性・心・からだ・健康>性暴力」に以下のようなサイトがまとまっている。2009.10.28アクセス、
 http://winet.nwec.jp/navi/modules/weblinks/viewcat.php?cid=11
・警察による被害者支援の具体的取組み(分野別:性犯罪被害者への対応)『警察庁』2009.10.28アクセス、
 http://www.npa.go.jp/higaisya/shien/torikumi/sei.htm
・『東京・強姦救援センター』2009.10.3アクセス、http://www.tokyo-rcc.org/
・『レイプクライシス・サバイバーズネット関西』2009.10.3アクセス、http://www5a.biglobe.ne.jp/~SURVIVOR/
・『性暴力情報センター』2009.10.3アクセス、http://www.macska.org/saic/index.html
*相談機関電話番号の一覧あり。

◆Web上での相談機関情報
上記支援情報にも相談電話の掲載があるが、それ以外には以下のようなサイトがある。
・「女性関連施設データベース」国立女性教育会館、2009.10.3アクセス、
 http://winet.nwec.jp/sisetu
*「相談事業の詳細から探す」→フリーワード「性暴力」などで相談機関を探すことができる。
・「性被害」『法テラス』日本司法支援センター、2009.10.16アクセス、
 http://www.houterasu.or.jp/higaishashien/higai_naiyou/sei_higai/

◆関連資料
・女たちの便利帳6編集室編『女たちの便利帳6』ジョジョ、2009
*項目別で「性暴力」「DV」「セクシュアル・ハラスメント」「人身取引」「子どものころの被害」「加害者対応」に関する団体が紹介されている。
・東京弁護士会・両性の平等に関する委員会編『女性のための法律相談ガイド:こんなときどうする?』ぎょうせい、2009
*「暴力に関する相談」として、ドメスティック・バイオレンス、ストーカー、車内痴漢についてまとめられている。

「文献情報データベース」等で、「性暴力」「性犯罪」と「被害者」「相談」等のand検索で探すと、最近出されたものでは、以下のような資料がある(性被害の内容によって、検索語を変える必要がある)。2009.10.28アクセス、
 http://winet.nwec.jp/bunken/

【図書】
・ジェーン『自由の扉:今日から思いっきり生きていこう』御茶の水書房、2009
・全国女性シェルターネット編『性暴力被害に遭った子どもたちのサポートマニュアル』全国女性シェルターネット、2009
・安藤由紀『女の子のセイフティブック:からだとこころをまもる』童心社、2009
・アリサ・クライン、アリサ・クラインポリシーコンサルティング著;松元千枝訳;女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ編『被災地における性暴力?防止と対応のためのマニュアル?』女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ、2009
・キャロライン・リーマン;小西敦子訳『私たちは、性犯罪被害者です:実名で告白する、「レイプ・性虐待の恐怖」と「克服する勇気」』青志社、2009
・小林美佳『性犯罪被害にあうということ』朝日新聞出版、2008
・性犯罪捜査研究会編著『性犯罪被害者対応ハンドブック:性犯罪被害の発生・届出そのときのために』立花書房、2008

【雑誌特集号】
・「性虐待の未然防止:現場からの報告」『現代のエスプリ』496号、2008.11
・「どうする?日本の刑事司法システム:ここを変えなきゃ、性暴力はなくならない!」『女たちの21世紀』No.53、2008.3
・「性被害に挑む:現実と対応」『季刊セクシュアリティ』No.21、2005.4

【ミニコミ】
・性暴力を許さない女の会『ファイトバック:性暴力を許さない女の会ニュースレター』年4回発行
・東京・強姦救援センター『東京強姦救援センターニュース』年3回発行

コメント

被害者を支援するには、被害者自身が希望する方法に十分な配慮をして、情報を提供する必要がある。提供できる情報として、支援グループや相談機関があるが、活動内容も様々であることに留意して提供することが必要。

参考事例
(132)「ストーカー」被害についての記事を見ました。ストーカー被害とはどういったものか、被害に遭わないための方法も知りたいのですが。
(103)最近「トラフィッキング」という言葉をみかけました。アジアから来た女性などが関係しているようです。強制売春やDVとの関連など詳しいことを知りたいのですが。
(80)学校でのセクハラ(セクシュアル・ハラスメント/セクシャル・ハラスメント)について調べたいのですが、どんな資料がありますか?

ページトップへ

女性情報ポータルWinet
  • 国立女性教育会館 女性教育情報センター

  • 〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728/

    tel: 0493-62-6195/mail:infodiv@ml.nwec.go.jp