事例

事例作成日:2008/10/23
更新日:2008/10/23

質問

(175)ピンクリボン運動について知りたいのですが。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

・質問者の探している情報が何であるのかを確認する(ことばの意味か、運動内容か乳がんについて知りたいのか)。
・ピンクリボンあるいは乳がん早期発見啓発活動について、質問者がどの程度理解しているかを確認する。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館・女性情報ポータル"Winet"「文献情報データべース」
・新聞記事クリッピング
・インターネット

提供情報・回答

ピンクリボンとは乳がんの早期発見、早期治療を啓発するシンボルとして、アメリカで誕生し、世界各地に広まった。日本でもピンクリボン運動として、NPO等の市民団体、自助グループ、企業による活動や支援が多様な広がりを見せている。

◆ピンクリボン、乳がん検診等に関する図書
・サミュエル・S.エプスタイン、デイビッド・スタインマン、スザンヌ・ルバート:阿部孝次、氏家京子、葉山悠子訳『乳がんリスクファクターのすべてを知る!:エプスタイン博士から、全世界の女性たちへ』中央アート出版社、2007
・ジェラリン・ルーカス『わたしが口紅をつけた理由』文園社、2006
・『ピンクリボンブック:乳がんのすべてがわかる:早期発見・最新治療で乳がんから女性を守る』オレンジページ、2006
・坂佳奈子『「乳がん検診」がよくわかる本:"触ってわかるしこり"にならないうちに!』小学館、2006
・美な川由紀『マンモグラフィってなに?:乳がんが気になるあなたへ』日本評論社、2006
(著者名の「な」は「木」の下に「示」だが、外字のためひらがなとしている。)
・乳房健康研究所編『すべての女性に「ブレストケア」:なぜ乳がん検診に行かないの?』日本医療企画、2004
・『老人保健事業に基づく乳がん検診及び子宮がん検診の見直しについて:がん検診に関する検討会中間報告』がん検診に関する検討会、2004
*「がん検診に関する検討会」は厚生労働省老健局に設置されている。
・M. H. カサマユウ著;久塚純一監訳『乳がんの政治学』早稲田大学出版部、2003
*ピンクリボンではないが、アメリカで大統領や議会に訴え続けて、乳がん研究費を勝ち取っていく草の根運動についてまとめられている。

◆新聞記事
国立女性教育会館、女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」で「ピンクリボン」で検索すると、全国のピンクリボン運動や乳がん撲滅運動に等に関する記事が検索できる。

◆インターネット
・『J.POSH』2008.10.02更新、J.POSH 、2008.10.05アクセス、
http://www.j-posh.com/
*NPO法人J.POSH (日本乳がんピンクリボン運動)のサイト。
・『NPO法人乳房健康研究所』2008.8.15アクセス、
http://www.breastcare.jp/index.html・『あけぼの会』2008.8.15アクセス、
http://www.akebono-net.org/index.htm
*google等の検索エンジンで「ピンクリボン」で検索すると、上記の他、企業、団体等の取り組みが多数ヒットする。

コメント

ピンクリボン運動を入り口として乳癌について知りたい場合は、医療に関する情報なので、検査方法、治療方法の利点と危険性について留意する必要があることを伝える。あるいはからだに関する相談窓口や、患者会等につなげることも考えられる。

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