事例

事例作成日:2008/10/23
更新日:2008/10/23

質問

(174)乳児を亡くした母親のこころのケアについて知りたいのですが。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

・幼児期の子どもの死ではなく、周産期の死(流産・死産・新生児の死亡)であるかどうかを確認する。
・周産期の死については、母親が自責の念を強める傾向が大きいことに留意する。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・新聞記事クリッピング
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」
・インターネット

提供情報・回答

誕生死、SIDS(『乳幼児突然死症候群)、母性衛生、グリーフケア、ピア・サポートの領域で研究・支援が進んでいる。検索キーワードとしては「死産」「流産」「SIDS」「乳児 死」「新生児 死」などが考えられる。
【図書】
・石渡広治、石渡希『ちーちゃん:誕生死・10日間の思い出』三省堂、2008
・私らしいお産を考える会企画・制作;橋本洋子監修『赤ちゃんとのお別れに寄りそって:流産・死産・新生児死亡で赤ちゃんを亡くされたお母さんとご家族へ』私らしいお産を考える会、2007
・ジョン・コーエン『流産の医学:仕組み、治療法、最善のケア』みすず書房、2007
・流産・死産経験者で作るポコズママの会編集『ともに生きる:たとえ産声をあげなくとも』中央法規出版、2007
・流産・死産・新生児死で子をなくした親の会編『誕生死・想:262通のハガキにつづられた誕生死』三省堂、2005
*同じ会の『誕生死』三省堂、2002 もある。
・竹内正人編著『赤ちゃんの死を前にして:流産・死産・新生児死亡への関わり方とこころのケア』中央法規出版、2004
・峯真人『乳幼児突然死症候群:SIDS』悠飛社、2003
・SIDS家族の会[編]『ちいさな赤ちゃん、あなたを忘れない:流産・死産・新生児死で赤ちゃんを亡くした家族のために』SIDS家族の会、1998
・SIDS家族の会編著『もう一度抱きしめたい:赤ちゃんの死を乗り越えるために』メディカ出版、1997

【雑誌特集号】
・「乳幼児突然死症候群(SIDS):その歴史と現状」『母子保健情報』53号、2006.5
 *「各論:(4) 家族への対応:児を失った家族への医療現場における精神的支援」など掲載
・「特集 事例検証!流産・死産・新生児死を経験した母親とその家族へのケア」『ペリネイタル・ケア』23巻11号、2004.11
・「特集 乳幼児突然死症候群」『保健の科学』43巻4号、2001.4
 *「乳幼児突然死症候群で子どもを亡くした家族へのサポート」など掲載

※上記のほか、雑誌記事、新聞記事でもグループや医療機関などの取り組みに関する情報を得ることができる(国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」で検索できる)。

【インターネット】
・『SIDS家族の会』SIDS家族の会、2008.8.17アクセス、
 http://www.sids.gr.jp/jp/index.html
・『日本母性衛生学会』日本母性衛生学会、2008.7.17アクセス、
http://www.bosei-eisei.org/

コメント

各自治体の母子衛生研究所、母子医療センター、総合医療センターなどが相談窓口を設けているが、大阪、神奈川、東京を除き本格的な取り組みは遅れている。

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