事例

事例作成日:2008/10/23
更新日:2008/10/23

質問

(168)生徒(学生)が女性/男女共同参画センターを見学する際の活用方法や、どのようなサポートが受けられるかについて知りたいのですが

カテゴリ

03. 教育・研究

ヒアリングのポイント

・主たる見学目的は何か。
・見学する生徒と引率教員の人数やトータルの見学時間を確認する。
・人権学習の一環なのか、総合的な学習の時間なのかなど、カリキュラムの大枠をたずねる。
・これまでに男女共同参画関連テーマの学習経験がある生徒(学生)かどうか。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・人材情報データベース(自館構築)
・人材フォルダー(自館作成ツール)
・国立女性教育会館・女性情報ポータル“Winet”「女性関連施設データベース」
*他館での取り組み例を参考にする場合、施設形態や情報提供機能の有無などによって類似規模や機能の館をさがす。
・インターネット

提供情報・回答

1.見学当日の活用方法やサポート事例 
*施設の状況によって違いがある。
・施設見学
・スタッフによる設置目的や設立までの経過などについての説明
・スタッフによる特徴的な事業についての説明
・スタッフによる仕事観のレクチャー(担当業務を中心に)
・ライブラリーツアー
・ライブラリーにおける調べ学習(個人あるいはグループワーク)の支援
・スタッフによる啓発冊子などの教材を活用したレクチャー
・生徒が事前に準備した質問へのスタッフによる回答
・教材ビデオの鑑賞(およびその後の意見交換)
・館主催講座への参加

2.事前の情報相談
・情報提供
*リーフレット等施設に関する情報を前もって提供し、当日の見学内容を組み立てる参考にしてもらう。
*教員が見学の事前学習教材を作成する場合には、それに必要な資料を提供する。
・講師紹介
*個別テーマでの講演等を希望する場合は、人材データベースなどを使って的確な講師を紹介する。

3.見学日以降のサポート例
・学校図書館にテーマ別ライブラリー所蔵資料を何冊かまとめて貸出す。
・生徒の主体的調べ学習のサポート
・教職員研修を引き受けるなど、見学以外の連携やサポートを実施する。

【参考資料】
●スタッフが男女共同参画の導入レクチャーを行う時の教材(例)
・『思い込みってありませんか?:めくって発見、男女共同参画社会』大阪府生活文化部男女共同参画課、2008
・三重県男女共同参画センター編『クイズで気づく!男女共同参画データ集:若者向け』三重県男女共同参画センター、2006
*各自治体の最新データを用いてQ&Aを作成する際の参考になる。
・国立女性教育会館、伊藤陽一編『男女共同参画統計データブック2006:日本の女性と男性』ぎょうせい、2006
・国立女性教育会館メールマガジン「NWECだより」
*毎月配信されるメルマガのメニューの一つに「クイズで男女共同参画」がある。ホームページではバックナンバーに掲載されたクイズとその回答を見ることができる。
http://www.nwec.jp/jp/topics/mailmag/

コメント

・事業実績把握のため、視察依頼文をもらうことにしているセンターが多い。その場合、依頼者の過度な負担にならないよう、必要な記述内容を端的に伝える。
・有意義な見学にするためには、担当教員と受入担当スタッフとの事前打ち合わせが大切である。
・見学目的によっては、受入側がワークショップの手法を取り入れるなどの工夫が必要な場合もある。

参考事例(159)ワークショップをとりいれた講座を企画するのですが、参考になる資料はありますか?
参考事例(30)中学校の総合学習で「男女共同参画」をとりあげる予定です。まず教諭どうしで学習したいので参考となる資料を紹介してください。

ページトップへ

女性情報ポータルWinet
  • 国立女性教育会館 女性教育情報センター

  • 〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728/

    tel: 0493-62-6195/mail:infodiv@ml.nwec.go.jp