事例

事例作成日:2007/01/29
更新日:2007/01/29

質問

(147)性差医療というのは、いままでの医療とどこが違うのですか。性差医療を行っている病院は、どこにありますか。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

性差医療の概念を知りたいのか。従来からある「産婦人科」との違いを知りたいのか。受診目的で性差医療を行っている医療機関を知りたいのか。研究や学習のために医療機関や関連団体、ネットワークを知りたいのか。

参考資料・情報源

・インターネット
・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館・女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」「女性情報ナビゲーション」
・新聞クリッピング

提供情報・回答

【図書資料】
◆「性差医療」の概念を知るために役立つ資料
・マリアン・レガト、下村満子監訳、山田陸子訳『イブに生まれて:こんなに違う女の医療と男の医療』健学社、2005
・玉舎輝彦『女性科医療の21世紀の動向』金芳堂、2002
・天野恵子監修『女性のための安心医療ガイド』素朴社、2002
・対馬ルリ子『「女性検診」がよくわかる本:かわいい体は自分で守る!:私らしく、ずっと元気&キレイでいるために』小学館、2006
*施設リスト付
・日本メディカルシンポジウム事務局編『女性たちの医療革命』東京顕微鏡院、2002
◆病院リスト
・『女医さんのいる全国病院ガイド:オンナの病、駆け込み本』ブックマン社、2004
・対馬ルリ子監修『女性にやさしい病院ガイド:上手におつきあいして、からだも心もキレイになる!』日本テレビ放送網、2004
・竹山政美, 福本由美子, ひまわり会『女性泌尿器科外来へ行こう:尿もれ、性器脱、間質性膀胱炎の治療と専門外来のガイド』法研、2005
・女たちの便利帳5編集室『女たちの便利帳(5)』ジョジョ、2004

【雑誌】
・『性差と医療』、2007.3.27アクセス、http://www.jiho.co.jp/shop/goods/goods.asp?category=208010&shop=
*2004年6月?2006年12月(現在休刊)。目次、サンプルページを見ることができる。

【インターネット】
・「女性情報ナビゲーション 医療/健康」『女性情報ポータル“Winet”』、国立女性教育会館、2007.3.27アクセス、
http://winet.nwec.jp/navi/modules/weblinks/viewcat.php?cid=7
・『性と健康を考える女性専門家の会』、2007.3.27アクセス、
http://square.umin.ac.jp/pwcsh/ 
・『性差医療情報ネットワーク(NAHW)』、2007.3.27アクセス、
http://www.nahw.org/
*各地の医療機関のデータのほか、海外の医療事情ニュ?ス、催物情報もある
・『女性医療ネットワーク』、2007.3.27アクセス、
http://www.cnet.gr.jp/ 
・『性差医療・医学研究会』、2007.3.27アクセス、
http://www.pin-japan.com/gender/
・『Women's health forum 21(NPO)』、2007.3.27アクセス
http://www.whf21.org/

コメント

上記資料によると、性差医療とは、男女の性差に配慮した医療(ジェンダー・スペシフィック・メディスン)をいう。従来の医療では、いわゆる婦人科の分野を除いて、女性は男性を小型にしたもので、男性のからだに関する医学データをそのまま女性に適用できると考えられていたが、研究が進むにつれて病気の原因や治療法が性差によって異なるということがわかってきた。さらに病気の原因に女性の社会的・文化的状況も影響することもわかってきた。この考えに基づいて、「女性専門外来」に対する取り組みが始まった。近年では、男性機能障害や男性更年期に対応する「男性専門外来」を設置する医療機関も出てきているが、これも性差医療の一環である。

参考事例(86)「最近、女性のからだの特性を考慮した診療をしてくれる「女性外来」のことを知りました。詳しいことを書いた本や、病院のリストはありますか。」

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