事例

事例作成日:2007/01/27
更新日:2007/01/27

質問

(146)DV家庭に育った子どもに対応する際の、留意点やことば掛けなどがわかる資料を探しています。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

・質問者はDV被害者なのか支援者なのか、あるいは研究者なのか等を無理のない範囲で 聞き、質問の背景を確認する。
・今までにどのような資料に当たったかを確認する。
・女性相談等で相談面接を受けてから資料室に来る場合もあり、心の問題に関わるレファレンスに対応する際には、ヒアリングには充分に注意を払う必要がある。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・自館作成講座関連資料リスト
・国立女性教育会館・女性情報ポータル”Winet”「文献情報データベース」
・インターネット

提供情報・回答

DV被害者の子どもに対するケアについては、まとまった形での資料がまだ少ない。図書だけでなく、団体資料、行政資料、視聴覚資料や新聞、雑誌などもチェックする。
また、暴力がある家庭で育った子どもを支える団体・NPOの情報やDV相談のできる機関等の情報も伝える。
DV防止法、児童虐待防止法、児童福祉法等の法律サイドからの情報も提供できるようにしておく。

【参考資料】
・女性ネットSaya-Saya監訳『子どもへの虐待(DV被害女性支援者マニュアル(ワークブック)8)』女性ネットSaya-Saya、2006
・女性ネットSaya-Saya『はなしてもいいのかな?』女性ネットSaya-Saya、2006
・バンクロフト・ランディ『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す:お母さんと支援者のためのガイド』明石書店、2006
・チルドレン・ソサエティ『虐待とドメスティック・バイオレンスのなかにいる子どもたちへ』明石書店、2005
・バンクロフト・ランディ、シルバーマン・ジェイ・G『DVにさらされる子どもたち:加害者としての親が家族機能に及ぼす影響』金剛出版、2004
・ジリエンス『傷ついたあなたへ:わたしがわたしを大切にするということ:DVトラウマからの回復ワークブック』梨の木舎、2005
※「DVのある家庭の子ども」の項がある。
・グループ・ウィズネス編『性虐待を生きる力に変えて:大切な存在であるあなたへ(1)?(6)』明石書店、2004-2005
・『支援者のためのマニュアルDVと子ども:家庭という密室での暴力』女性のためのアジア平和国民基金、2005
・湘南DVサポートセンター『暴力を目撃して育った子どものケアプログラム』湘南DVサポートセンター、2003
・『男女間における暴力に関する調査報告書』内閣府男女共同参画局、2006

【ビデオ】
・女性のためのアジア平和国民基金『ドメスティックバイオレンス:家庭内における女性と子どもへの影響』、2000

【インターネット】
・「日本DV防止・情報センター」『日本DV防止・情報センター』』、2007.3.26アクセス、
http://www.dvp-end-abuse.com/index.shtml
※配布用リーフレット「DVの中で過ごす子どもを助けるために」がダウンロードできる。
・「レジリエンス」『レジリエンス』、2007.3.26アクセス、
※DV・トラウマを抱えた女性のこころの健康を取り戻し、維持してゆくためのサポートを行っている。DV家庭で育った子どものケアプログラムを企画中。
・「子どもの虐待防止センター」『子どもの虐待防止センター』、2007.1.27アクセス、
http://www.ccap.or.jp/
・「子どもの虐待防止のオレンジリボンキャンペーン」『オレンジリボンキャンペーン2007』、2007.1.27アクセス、
http://www.orangeribbon.jp/
・「児童虐待防止協会」『児童虐待防止協会』2007.3.26アクセス、
http://www.apca.jp/index.htm

コメント

2004年に施行された改正児童虐待防止法では、子どもの前で配偶者に暴力をふるうことも児童虐待として定義している。

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