事例

事例作成日:2005/02/24
更新日:2005/02/24

質問

(131)定年後の男性の地域との関わり方について、男女共同参画の視点で勉強会をひらくための資料を探しています。

カテゴリ

06. 社会09. 世帯・家族10. くらし・環境

ヒアリングのポイント

どのような資料を用意したいと思っているのか。勉強会の方向性・内容によって、地域活動の事例、自治体の男女共同参画条例や推進計画、男女共同参画社会についての基本知識、男性の生き方についてなど、いろいろな視点からの情報提供が可能になるので、ヒアリングにより絞り込む。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館・女性情報ポータル”Winet”「文献情報データベース」
・グループ情報データベース(自館構築)
・分野別チラシファイル(自館作成ツール)
・インターネット

提供情報・回答

1.地域における男女共同参画について
・各自治体の男女共同参画に関わる条例や推進計画
・ジェンダーに敏感な視点をもった地域での活動に関する図書
(例)
・山梨学院大学行政研究センター編『男女平等社会の実現と自治体の役割:山梨学院大学行政研究センター山梨学院大学大学院公共政策研究科公開シンポジウム(地方自治ジャーナルブックレットNo.24)』公人の友社、2000
・国立女性教育会館編『男女共同参画、向老期をともに生き、ともに学ぶ:豊かな高齢社会に向けて(ヌエックブックレット;1)』財務省印刷局、2002
・鹿嶋敬『男女共同参画の時代』岩波書店、2003
・滋賀県企画県民部男女共同参画課編『男女共同参画推進地域リーダー研修マニュアル(女性問題のしおりNo.24)』滋賀県企画県民部男女共同参画課、2001

2.地域の活動事例
・地域の男女共同参画関連施設やNPO、生涯学習関連機関が主催する男性の地域参画に関する講座のちらし、内容を示す報告書やホームページ
・ジェンダーに敏感な視点をもって活動している、男性を含む団体・グループ等の活動事例の情報提供

3.男性学等、男性の生き方の問い直しに関するもの
(例)
・伊藤公雄『「男らしさ」という神話:現代男性の危機を読み解く(NHK人間講座 2003年8月?9月期)』日本放送出版協会、2003
・伊藤公雄[述]、富山県女性財団編『21世紀の男の生き方:男性の視点からの男女共同参画社会(サンフォルテブック 2)』富山県女性財団、2001
・鹿嶋敬『男の座標軸:企業から家庭・社会へ』岩波書店、1993

4.定年後の男性の生き方に関するもので、地域との関わり方について扱うもの
(例)
・加藤仁『定年後の居場所を創る:背広を脱いだ61人の実践ファイル』中央公論新社、2004

5.夫婦関係を軸にした定年後の生き方に関わるもの
(例)
・金盛浦子『夫と妻の向き合いかた:「定年になってから…」では遅すぎる!』大和出版、2001
・吉武輝子『定年後の夫の生き方妻の生き方』海竜社、1997
・西田小夜子『定年夫は、なぜこんなに「じゃま」なのか?:大量定年時代の夫婦学』ソニーマガジンズ、2004

コメント

2007年以降、「団塊の世代」が退職年齢を迎え、仕事中心の生活を送っていた大勢の男性たちが、退職後の生き方を模索し始めることが予想される。“企業の論理”をそのまま持ち込まない地域との関わり方や地域社会での新たな人間関係の築き方などについて、NPOや生涯学習、子育て支援の分野で関心が高まっており、今後、関連する文献や、地域での個人や団体の活動情報など、特に男女共同参画の視点をもつものを中心におさえておく必要があるだろう。

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