令和4年度「女性関連施設相談員・相談事業担当者研修」
施設名称 |
国立女性教育会館 |
実施年度 |
2022年度 |
事業名 |
令和4年度「女性関連施設相談員・相談事業担当者研修」 |
事業分野 |
男女共同参画 |
事業対象者 |
(1)公私立の男女共同参画センター、女性センター等の女性関連施設等において相談業務に携わっている相談員及び相談事業担当者・管理者 (2)地方公共団体における関連施策担当者 |
実施回数 |
1 |
延べ参加者数 |
計300名 |
事業のねらい
事業のねらい |
女性関連施設等における相談事業の実施に必要な知識・技能を取得する専門研修を実施し、相談事業を通じて男女共同参画社会形成に貢献する人材を育成します。 この研修では、ジェンダーの視点に立って相談者を理解するための基本となる知識・スキル、相談を成り立たせるための事業運営の在り方を学び、相談から見えるニーズを事業や施策に反映させ、男女共同参画に関わる地域の課題解決を進める実践力を養います。 |
具体的なプログラム・講師名・スケジュールなど
配信期間:2022年6月21日(火)9:00 ~7月19日(火)17:00
オンライン形式
* LMS(eラーニング学習管理システム)によるオンデマンド配信及びZoomによるライブ配信
(1)開会(15分)
主催者あいさつ 萩原なつ子 国立女性教育会館理事長
オリエンテーション 国立女性教育会館事業課
(2)講義1「女性関連施設における相談事業の意義~ジェンダー視点に立った相談とは」(60分)
女性関連施設の相談事業を運営し、男女共同参画の本質とその視点に立った相談業務の在り方について学びます。相談者に向き合うために必要な自分自身のジェンダー視点を養い、女性の直面する困難が社会構造と深く結びついていることを踏まえ、女性相談のプロセスと役割について理解を深めます。
講師:加藤伊都子 NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会代表理事
フェミニストカウンセリング堺
(3)事例報告1「欲しい支援を形にする~女性による女性のための相談会の実践から」(45分)
新宿区大久保公園での相談会の実践例より、ジェンダー視点に立脚した相談スタンスと、コロナ禍で女性が直面している困難な状況について学びます。
講師:松元 ちえ ジャーナリスト
メディア協同組合アンフィルター女性による女性のための相談会
(4)情報提供(30分)
DVや性暴力の対策、女性相談支援等に関わる国の施策について最新情報を知り、相談事業の方向性について知見を広げます。
講師:内閣府男女共同参画局 男女間暴力対策課
(5)講義2「ジェンダーに基づく暴力とは」(45分)
ジェンダーに基づく暴力について、その要因となる背景、被害者にもたらす影響、被害者の回復プロセスと必要な支援等について学びます。また、DVと児童虐待の関係についても理解を深めます。
講師:松本 和子 女性ネットSaya-Saya代表理事
(6)講義3「関係機関との連携」 (45分)
ソーシャルワークに関わる支援の流れを踏まえながら、関係機関の機能把握や連携の仕方、また、相談員が知っておくべき法制度の概要等について学びます。
講師:甲木 京子 S・ぱ~ぷるリボン
(7)ワーク1・2・3「ケース別支援の在り方」(45分×3)
構成事例を基に、具体的にどのような相談対応をしたらよいかを考え、ジェンダーの視点に立った相談対応の基礎力を養います。
講師:河野 和代 ウィメンズカウンセリング徳島代表
執行 照子 NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会認定フェミニストカウンセラー
合田 恵 NPO法人フェミニストカウンセリング神戸
(8)講義4「相談者の立場に立った相談環境の整備」(45分)
相談者が安心して利用できる相談スペースの作り方、広報、社会資源情報の整備と提供方法等、女性関連施設における相談環境整備のポイントについて学びます。
講師:村瀬 智子 名古屋市男女平等参画推進室主査
(9)講義5「安心・安全な相談事業を成立させる相談システム」(45分)
相談の記録や統計の用い方、相談員のバーンアウトを防ぐ組織的対応等、安心・安全な相談事業を成立させるために必要な運営システムについて学びます。
講師:新堀由美子 男女共同参画センター横浜南フォーラム南太田館長
(10)講義6「相談のニーズを事業・施策に反映する」(30分)
個別相談から地域の課題やニーズをとらえ、事業や行政の施策に反映させる意義やその方法について、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)での実践例をもとに学びます。
講師:仁科あゆ美 一般財団法人大阪府男女共同参画推進財団理事・本部長
(11)事例報告2「欲しい支援を形にする~自立を目指す女性のための“学びなおし”を通したキャリア形成支援」(30分)
さまざまな事情で基礎的な教育を十分に受けられなかった女性を対象とする、個別学習支援プログラムを開発したせんだい男女共同参画財団の実践例をもとに、相談事業から地域課題の分析・抽出を行うプロセスと、それを実現する組織体制の工夫について学びます。
講師:川端 千尋 仙台市母子家庭相談支援センター所長
(12)情報交換会(ライブ配信90分・希望者のみ)
参加者同士のグループセッションで業務に関わる情報交換を行います。
(A)女性相談施設所属の相談員・相談事業担当者
7月8日(金)10:30~12:00*定員40名(希望者多数の場合は抽選)
7月8日(金)14:00~15:30*定員40名(希望者多数の場合は抽選)
(B)地方公共団体の関連施策担当者・相談事業統括担当者
7月15日(金)14:00~15:30*定員30名(希望者多数の場合は抽選)
* 参加者には、参加者名簿(氏名、所属、職名のみを掲載)を配付します(LMSからダウンロード)。名簿掲載の可否を専用申込フォームで指定してください。
参考URL
事業実施年月日
事業実施年月日 |
2022年6月21日(火)9:00 ~7月19日(火)17:00 |