事例

事例作成日:2017/03/02
更新日:2017/03/02

質問

(294)「待機児童」の問題に関心があります。日本の保育所の施設、人材などの現状を調べる資料はありますか。

カテゴリ

03. 教育・研究06. 社会07. 労働・社会保障

ヒアリングのポイント

数値がわかればよいのか、レポートや研究のためか、自分自身の問題として調べたいのかなど質問者の立場、目的を確認する。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」「女性と男性に関する統計データベース」
・自館所蔵資料データベース
・インターネット

提供情報・回答

 厚生労働省では、全国の保育所等の状況を把握することを目的に毎年「保育所等関連状況取りまとめ」を実施しています。平成27年度より、平成27年4月に施行した子ども・子育て支援新制度において新たに位置づけられた幼保連携型認定こども園等の特定教育・保育施設と特定地域型保育事業(うち2号・3号認定)の数値を含んでいます。
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000135392.html(平成28年4月1日取りまとめ)

全国保育団体連絡会と保育研究所は、子供の権利保障の拡充の視点から共同で編集した保育白書を毎年発行しています。
  
◆図書
・『女性白書2016』ほるぷ出版、2016
  付属統計表の中に「保育所の施設数・定員・在籍人員の推移」が掲載されている。
・『社会福祉の動向2016』中央法規、2016
  p132「第3節 保育施策」に、「保育所等定員数及び利用児童数の推移」「地域型保育事業の数」が掲載されている。
・日本保育学会編『保育者と生きる:専門性と養成』東京大学出版会、2016(保育学講座4)
・『保育士のキャリアパスに関する調査研究報告書』日本保育協会、2015
・『少子高齢社会総合統計年報2016』三冬社、2015
  「待機児童数と保育所等利用率の推移」、「保育所等定員数・利用児童数の推移」、「保育所等数の推移」が掲載されている。
 ・『保育所分園白書』社会福祉法人東京都社会福祉協議会(保育所待機児童問題対策プロジェクト)、2012
「保育所分園」とは待機児童解消の取組みの一つで、本園となる保育所とは離れているものの一体的に運営される小規模の保育施設のこと。平成10年度から一定の条件を満たす場合に設置が認められるようになった。本書は東京都内における「保育所分園」について調査した結果をまとめている。

◆統計データベース
・国立女性教育会館情報ポータル“Winet”「女性と男性に関する統計データベース」で「保育所」をキーワードに検索
『幼稚園・保育所の在学者数及び在学率の推移(1978-2014)』学校基本調査・社会福祉施設調査

◆インターネット
・厚生労働省「保育関係」
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/hoiku/index.html

◆新聞記事
・「保育所建設ここがオススメ : 財務省と都連携保有地計170件紹介」『読売新聞』、2016.11.9
・「「保育・介護一体」普及促す 厚労省指針 施設や人材共有 : 受け皿不足解消めざす : きょうのことば 福祉施設 経営主体、自治体など多く」『日本経済新聞社』、2016.3.19

参考事例
(260)待機児童の現状について、海外を含め状況を調べたいのですが、参考になる資料やデータを探しています。
(275)学童保育の現状や課題、海外の事情について知りたいのですが。

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