事例

事例作成日:2014/10/24
更新日:2014/10/24

質問

(268)介護を理由に仕事を辞める人が増えていると聞きました。実態等について詳しく知りたいのですが。

カテゴリ

06. 社会07. 労働・社会保障09. 世帯・家族10. くらし・環境

ヒアリングのポイント

実態を知りたいだけなのか、レポートや研究のためか、自分の問題解決として調べたいのかなど、質問者の立場、目的を確認する。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」「女性情報ナビゲーション」
・自館所蔵資料データベース
・インターネット

提供情報・回答

平成23年10月~24年9月に介護・看護のため前職を離職した者は10万1千人、うち約8割が女性である(「平成24年就業構造基本調査」総務省)。厚生労働省の調査によると、2015年には全国民の4人に1人が65歳以上の高齢者となり、働き盛りの世代3人で1人の高齢者を支える社会となる。介護と仕事の両立が可能な社会づくりが必要となっている。

「文献情報データベース」等で「介護 離職」で検索すると、以下のような資料がヒットする。
◆図書
・新田香織『仕事と介護両立ハンドブック:コア社員の退職を防ぐ』日本生産性本部生産性労働情報センター、2013
・津止正敏、鎌田松代、斎藤真緒編『「介護退職ゼロ作戦」という社会運動』立命館大学人間科学研究所、2013
・津止正敏編『家族介護者支援の論理:男性介護者の介護実態と支援の課題』立命館大学人間科学研究所、2012
・高室成幸監修『もう限界!!介護で仕事を辞めないために読む本』自由国民社、2012
・小室淑恵『あなたの親を支えるための介護準備ブック』英治出版、2012
・津止正敏、斎藤真緒編『男性介護者白書 : 家族介護者支援への提言』、かもがわ出版、2007

◆新聞記事
・「介護、職場に言えない:家族の事情キャリアも不安…:長期化しがちな割り切りは必要:企業も対応急ぐ」『日本経済新聞社』2014.04.21
・友野賀世「大介護時代働きながら(5):「前例ない」休業しぶられ転職:使えない支援策経験生かし自ら」『日本経済新聞社』2014.04.16
・佐藤博樹、武石恵美子「ワーク・ライフ・バランス支援の課題:「働きながら介護」の時代に提言」『日本経済新聞社』2014.04.06
・「「親の介護」女性頼み傾向」『読売新聞社』2014.03.31
・「難しい仕事と介護の両立追いつめられる男性たち : 独身で「孤立感」も:各地に支援団体思いぶつけ合う」『埼玉新聞社』2014.02.10

◆雑誌記事
・「特集 仕事と介護の両立:離職せず働き続けるために」『ダイバーシティ21』16、p 7-13、2014.3
・斎藤真緒「活動情報 男女共同参画:男性介護者と支援者の全国ネットワーク(京都府京都市):介護を一人で抱え込む男性を減らし、介護しながら働き続けられる社会づくりを目指して活動を展開しています」『月刊 We learn』、727、2014.2
・樋口恵子「待ったなしの大介護時代:仕事と介護の両立こそ日本の課題」『女性と仕事ジャーナル』20、p2-5、2011.9

◆関連サイト
・「仕事と介護の両立 ~介護離職を防ぐために~」厚生労働省、2014.08.23アクセス
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/
・「平成24年度仕事と介護の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書」厚生労働省、2014.8.23アクセス、
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/h24_itakuchousa.html

上記の他、女性情報ポータル“Winet”の「女性情報ナビゲーション」カテゴリー「労働・社会保障>介護」に関連サイトへのリンクがある。2014.10.15アクセス、
http://winet.nwec.jp/navi/modules/weblinks/viewcat.php?cid=64

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(185)男性が介護で困ったとき、相談するところがありますか?また役立つ情報をおしえてください。
(180)働きながら家族の介護をしていくために役立つ情報はありますか。

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