事例

事例作成日:2013/12/26
更新日:2013/12/26

質問

(252)将来は政治に携わりたいと思います。女性が政治家を目指すとき、参考になる資料を紹介してください。

カテゴリ

05. 政治・政策・法律

ヒアリングのポイント

・職業として政治家に興味があるのか、目指すのは地方議会か国会か、あるいは自治体の長なのか、立候補の具体的な計画の有無を聞く。
・女性の政治参画の現状についてのデータや資料も知りたいのか確認する。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル”Winet” 「女性情報ナビゲーション」「文献情報データベース」「女性のキャリア形成支援サイト」
・自館所蔵データベース
・インターネット

提供情報・回答

◆支援機関や、実際に活躍している人を掲載しているサイト
・「女性情報ナビゲーション」の、カテゴリー「政治・政策・法律」には、女性の政治参画に取り組んでいる団体へのリンクがある。2013.12.19アクセス、
 http://winet.nwec.jp/navi/index.php
・「女性のキャリア形成支援サイト」の、カテゴリー「地域づくり・政治参画」に事例(ロールモデル)や、関連情報を掲載している。2013.12.19アクセス、
 http://winet.nwec.jp/career/

◆女性が選挙に立候補するのに役立つ資料
「文献情報データベース」を「立候補」で検索すると、以下のような資料がある。
・市川房枝記念会女性と政治センター「地方選挙ハンドブック」編集委員会編;市川房枝記念会出版部監修『住民参加型選挙運動ハンドブック入門編:地方議員を志すあなたと、送り出したいあなたへ:女性議員からのメッセージ』市川房枝記念会出版部、2010
・黄瀬紀美子著『落選革命:あしたのまちは市民が変える!』毎日新聞社、2009
・横田由美子著『ヒラリーをさがせ!』文藝春秋、2008
・甘利てる代編『かく闘えり!!:2003年統一地方選挙:議員をめざした女たち』新水社、2003
・樋口恵子著『チャレンジ:「平和ボケおばさん」七十歳の熱き挑戦!』グラフ社、2003
・市川房枝記念会出版部編『市川房枝政治参画センターで学ぶ47人の挑戦:ドキュメント地方政治』市川房枝記念会出版部、2002
・寺町みどり著『市民派議員になるための本:立候補から再選まで』学陽書房、2002
・『女性議員が増えれば社会が変わる』WINWIN事務局、2002

◆「政治参加」に関する資料
同様に「政治参加」で検索すると、以下のような資料がある。
・WIN WIN編著『クオータ制の実現をめざす』パド・ウィメンズ・オフィス、2013
・五十嵐暁郎、ミランダ・A・シュラーズ『女性が政治を変えるとき:議員・市長・知事の経験』岩波書店、2012
・三井マリ子著『ノルウェーを変えた髭のノラ:男女平等社会はこうしてできた』明石書店、2010
・市川房枝記念会出版部編『地域から変える女性たちが変える:男女共同参画社会をめざして』市川房枝記念会出版部、2009
・ノルウェー労働党女性局編;三井マリ子、山中紀代子訳『女たちのパワーブック』かもがわ出版、2004

◆実際に活躍している政治家、活躍していた政治家に関する資料
「議員」(地方議会議員、国会議員など目指すものが決まって入ればそちらで絞る)や「町長」「市長」「知事」等と「体験」「手記」「人物情報」「人物史」「自伝」をand検索する。以下のような資料がある。
・太田貴美、岡田知弘『お母さん町長奮闘記:京都・与謝野町 共生と循環のまちづくり』自治体研究社、2013
・嘉田由紀子『知事は何ができるのか:「日本病」の治療は地域から』風媒社、2012
・森山眞弓『つまり、政治家とは:激動の時代とともに』河出書房新社、2012
・金子めぐみ『それでも、私が政治家になる理由』ポプラ社、2011
・えびさわけいこ『OL辞めて選挙に出ました:みんな知らない選挙&政治劇場』主婦の友社、2010
・森元なお子『県ギッ』静岡新聞社、2007
・山口菊子『母さんが議員になった』七つ森書館、2006

◆日本の女性の政治参画の実情についてのデータや資料
【図書】
・内閣府男女共同参画局編『男女共同参画白書 平成25年度版』内閣府男女共同参画局、2013
※第1部「男女共同参画社会の形成の状況」の第1章「政策・方針決定過程への女性の参画」に解説されている。PDFでも提供されている。2013.12.19アクセス、
 http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/index.html
・国立女性教育会館、伊藤陽一編『男女共同参画統計データブック:日本の女性と男性 2012』ぎょうせい、2012
※第13章「意思決定」に、女性国会議員の割合、地方議会や行政への参画の程度などが解説されている。
・男女共同参画会議基本問題・影響調査専門調査会ポジティブ・アクションワーキング・グループ『政治分野、行政分野、雇用分野及び科学技術・学術分野におけるポジティブ・アクションの推進方策:最終報告』[内閣府男女共同参画局]、2011.12
 PDFでも提供されている。2013.12.19アクセス、
 http://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/kihon/kihon_eikyou/pa_lastrep.html
・市川房枝記念会女性と政治センター『女性参政資料集 2011年度 全地方議会女性議員の現状』市川房枝記念会女性と政治センター出版部、2011
・千田有紀、中西祐子、青山薫『ジェンダー論をつかむ』有斐閣、2013
※第6章国家とジェンダーunit18「参政権と政治参加における男女格差」
・大海篤子『ジェンダーで学ぶ政治社会学入門』世織書房、2010
・大山七穂・国広陽子『地域社会における女性と政治』東海大学出版会、2010

【雑誌】
・『女性情報』パド・ウィメンズ・オフィス
※新聞の切り抜き月間情報誌。前月の女性情報新聞記事をジャンル別に集めて掲載している。毎月「政治・選挙」の項目があり、新聞掲載の政治的な情報を見ることができる。

【Webサイト】
・『Women in national parliament』、IPU(Inter-Parliamentary Union)
※列国議会同盟作成の世界女性国会議員比率ランキングがわかるサイト。

コメント

世界の情勢に比べて、政策決定にかかわる女性議員、女性閣僚の割合が著しく少ない現状がわかる資料を提供する。その際、特定の政党や思想に偏った記述の情報に注意して提供する必要がある。女性議員の選挙活動や政治活動の記録や報告から情報を得ることもできる。支援サイトは女性の政治活動を支援、応援するサイトを紹介する。

(134)女性が選挙に出るためにはどんな準備が必要なのでしょうか?
(186)日本における貧困問題を男女共同参画の視点で考えるときに参考になる資料を教えてください。
(194)日本の男女共同参画政策(女性政策)の歴史について調べたいのですが。

ページトップへ

女性情報ポータルWinet
  • 国立女性教育会館 女性教育情報センター

  • 〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728/

    tel: 0493-62-6195/mail:infodiv@ml.nwec.go.jp