事例

事例作成日:2013/03/27
更新日:2013/03/27

質問

(246)友だちから、なかなか子どもができない、と悩みを打ち明けられました。そのようなことが書かれている本があったら、教えてください。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

・質問者がどの程度、不妊や不妊治療について知識があるか確認する。
・対象者の年齢や結婚期間などをプライバシーに配慮して聞く。
・具体的な不妊治療の情報を知りたいのか、不妊治療以外の選択肢も提供したほうがよいのかを聞く。

参考資料・情報源

・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」「女性情報ナビゲーション」
・自館所蔵資料データベース
・インターネット

提供情報・回答

「文献情報データベース」等で「不妊 (体験 + 手記 + 治療)」(不妊と、「体験or手記or治療」のand検索)などで検索すると、以下のような資料がある。当事者に寄り添った情報を提供する。

◆図書
・白井千晶『不妊を語る:19人のライフストーリー』 海鳴社、2012
・ヒキタクニオ『「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」:男45歳・不妊治療はじめました』光文社 、2012
・不妊治療情報センター・funin.infoママになりたい編集部編『一般不妊治療と体外受精』シオン、2012
*このほか、不妊治療情報センター・funin.infoママになりたい編集部「i-wish...ママになりたい」シリーズで不妊治療に関する図書を刊行している。
・安田裕子『不妊治療者の人生選択:ライフストーリーを捉えるナラティヴ・アプローチ』新曜社、2012
・石川智基『男性不妊症』幻冬舎、2011
・衿野未矢『「子供を産まない」という選択』 講談社、2011
・スズキユカ『いのちのタマゴ:くじけないもん!不妊治療奮闘記 』竹書房、2011
・堀田あきお、堀田かよ『不妊治療、やめました。:ふたり暮らしを決めた日』ぶんか社 、2011
・『いつか子供がほしいと思っているあなたへ:実は身近な不妊の話』日本家族計画協会、2010
・柘植あづみ『妊娠を考える:「からだ」をめぐるポリティクス』NTT出版、2010
・結城美穂『妊娠に本当に大切なこと:妊娠力をつける。不妊治療と向き合う。』BABジャパ、2009
・『赤ちゃんが欲しい』編集部編『赤ちゃんが欲しい:妊娠力を高める生活のヒントから高度生殖医療の最新情報まで 授かりたいと思ったら…! (新版)』主婦の友社、2009
・苛原稔編『不妊症・不育症(改訂版)』医薬ジャーナル社、2009
・森明子, 浜崎京子, まさのあつこ編『あなたらしい不妊治療のために:カウンセラーと経験者からのメッセージ』保健同人社 、2007
・聖路加看護大学, フィンレージの会作成『My dear あなたの身近な人が不妊で悩んでいたら』聖路加看護大学21世紀COEプログラム Women-Centered Care 不妊ケアプロジェクト、2007
*インターネットでも公開されている。2013.3.6アクセス、http://www.kango-net.jp/project/06/pdf/mydear.pdf
・川田ゆかり『いつまで産める?わたしの赤ちゃん:いま、不妊治療・生殖医療ができること:自然妊娠から卵子提供、代理出産まで』実業之日本社、2007
・ジャネット・ジャフェ、マーサ・O・ダイアモンド、デービット・J・ダイアモンド共著 ; 高橋克彦, 平山史朗監修 ; 小倉智子訳『子守唄が唄いたくて:不妊を理解して対処するために』バベルプレス、2007
・堤治『授かる:不妊治療と子どもをもつこと』朝日出版社、2004

◆和雑誌記事
・岡本藤子, 岡本尚之述 ; 村瀬幸浩インタビュアー「インタビュー・当事者に聞く:不妊と向き合う、私たちのとりくみ」『季刊セクシュアリティ』58号、p.60-75、2012.10
・清水清美「不妊治療について:男性不妊症:看護・医療の側面から」『季刊セクシュアリティ』58号、p.82-87、2012.10
・鈴木良子「少子化の中での不妊"治療"支援:欲しいのは、子どもがいなくても抑圧されない社会」『月刊社会教育』50巻3号、p.45-49、2006.3

◆新聞記事
・中島久美子「不妊治療をやめたとき:隠さず前向きに生きる:夫婦の絆「深まった」」『読売新聞』2012.12.06
・下桐実雅子, 五味香織, 久野華代「こうのとり追って:第5部考えよう妊娠・出産反響特集:10年にわたる「妊活」の日々:高齢出産リスクへの恐れ 働き過ぎや職場の無理解も」『毎日新聞』2012.10.22
*「こうのとり追って」は毎日新聞に掲載された妊娠・出産に関する連載記事。第1部と第2部は不妊治療についての特集が組まれた。
・「天使に会いたい 不妊治療当事者の思い」『産経新聞』
*2012年9月17日から9月21日に掲載された特集記事。
・「不妊のこころ」『読売新聞』
*2012年9月6日から11月29日に掲載された特集記事。

◆インターネット
・「不妊治療に関する取組み」『厚生労働省』厚生労働省、2012.12.27アクセス、
 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/funin-01.html
*「不妊に悩む夫婦への支援について」「特定不妊治療費助成事業の概要」「不妊専門相談センター事業の概要」に関する情報が掲載されている。「不妊専門相談センター事業の概要」のページには全国の不妊専門相談センター一覧が掲載されている。
・「不妊治療のこと」 『日本産婦人科医会』日本産婦人科医会、2012.12.27アクセス、
 http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/PUB/funin/index.htm
・『NPO法人日本不妊予防協会』日本不妊予防協会、2012.12.27アクセス、
 http://jrha.net/
*「不妊予防相談 女性」「不妊予防相談 男性」にチェックリストが掲載されている
・『フィンレージの会』フィンレージの会、2012.12.27アクセス、
 http://www5c.biglobe.ne.jp/~finrrage/
*不妊に悩む人、不妊の問題を抱えた人のための自助グループ。
 女性情報ナビゲーションのカテゴリー「性・心・からだ・健康>不妊」に上記等へのリンクがある。

コメント

不妊治療を開始する前段階の相談事例として捉え、リプロダクティブ・ライツ/ヘルスの視点を持ち、さまざまな選択肢があることを提示している本を紹介する。相談者は、本の提供を希望しているが、最新医療や女性/男女共同参画センターの相談、公的支援なども必要に応じて紹介する。

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