事例

・質問者の立場・目的を確認する。例えば、言葉の意味を知りたいだけなのか、自分が悩みを抱えているのか、レポートなどで必要なのかなど。
・自分が悩んでいる場合には、母としてか娘としてか、またどのような悩みなのかをプライバシーに配慮しつつ尋ねる。

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」
・新聞クリッピング

１．「母娘問題」について書かれた事典等
・井上輝子 [ほか] 編『岩波女性学事典』岩波書店、2002
＊「母と娘」の項あり(p.381)。
・ジェイン・ピルチャー、イメルダ・ウィラハン著；片山亜紀訳者代表；金井淑子解説『ジェンダー・スタディーズ(キーコンセプト)』新曜社、2009
＊「社会化」の項で、チョドロウ等の母子関係に関する理論を掲載している(p.187-188)。

２．「母娘問題」について書かれた資料
文献情報データベースでは「母娘問題」は索引語としていないため、「母子関係　娘」（母子関係と娘のand検索）で調べると、以下のような資料がヒットする。検索するキーワードが分からない場合は、「母娘」等で検索して適切と思われる資料に付与されているキーワードを見るとよい。
【図書】
・加藤伊都子『私は私。母は母。：あなたを苦しめる母親から自由になる本』すばる舎、2012
・キャリル・マクブライド；江口泰子訳『毒になる母親：自己愛マザーに苦しむ娘たちの告白』飛鳥新社、2012
・信田さよ子『さよなら、お母さん：墓守娘が決断するとき』春秋社、2011
・熊谷早智子『母を棄ててもいいですか？：支配する母親、縛られる娘』講談社、2011
・中山千夏『幸子さんと私：ある母娘の症例』創出版、2009
・斎藤環『母は娘の人生を支配する：なぜ「母殺し」は難しいのか』日本放送出版協会、2008
・『特集*母と娘の物語 : 母/娘という呪い』（ユリイカ ; 第40巻第14号）青土社、2008
・キャロリーヌ・エリアシェフ、ナタリー・エニック『だから母と娘はむずかしい』白水社、2005
・グループスイトピー『母娘かんけい：二年間の語り合いを終えて』グループスイトピー、2000

【地方行政資料】
・西宮市「母と私と、わたしの物語：わたしはあなたを生きられない』西宮市男女共同参画センターウェーブ、2009
・『母52歳 :母娘のこれからの関係のために : Cinquante deux ans（娘25歳 : 娘母のこれからの関係のために : Vingt cinq ans）』兵庫県立女性センター・イーブン、2000

【和雑誌記事】
・信田さよ子「母と娘の関係 : 被害者性をめぐって」『アディクションと家族』26-3、p.184-189、2010.2
・志田原暢子「親と教師のカウンセリングルームQ&A : 娘の思いを受け入れられない私は悪い親、と悩む母」『児童心理』62-16、p.135-139、2008.11
・永田忠夫、新見明夫、松尾貴司「初期成人期にある娘とその母親との関係 : 母娘システムとしての分析」『家族心理学研究』21-1、p.31-44、2007.5
・関沢英彦[ほか][述]「パネルディスカッション : 母と娘 : 葛藤・自立・継承」『昭和女子大学女性文化研究所紀要』33、p.149-164、2006.3

【新聞記事】
・「お母さんキライ（上・中・下）」『朝日新聞（大阪版）』2012.4.26-4.28
・金巻有美「過度の期待、抑圧...母への愛憎つづる娘たち：介護する立場へ新たな関係模索」『読売新聞』2012.10.2
※他多数

３．「母娘問題」についてのブックリスト
上記のほか、小説やマンガにも「母娘問題」について書かれているものは多い。それらにもふれている、以下のようなリストがある。
・「【新宿本店】 お母さん、あたしはもうガマンできません。どうか、私の人生からその手を離して、自分自身の人生を歩んでくれませんか」『紀伊國屋書店』紀伊國屋書店、2012.9.17アクセス、
http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20111108120000.html
・『母と娘：そこから見えるもの(ブックリスト)』改訂、ウィングス京都図書情報室、2008

参考事例
（８）母親との関係に悩んでいる女性たちのサポートグループに参加したいのですが。