事例

事例作成日:2012/03/26
更新日:2012/03/26

質問

(232)女性医師が増えていますが、出産・育児での離職がまだまだ多く、医師不足の一因となっています。団体、大学や自治体等での取組に関して教えてください。

カテゴリ

04. 性・心・からだ・健康05. 政治・政策・法律07. 労働・社会保障

ヒアリングのポイント

・質問者は大学や自治体等の担当者なのか、支援する団体に所属しているのか、自身が医師を目指しているのかなどを確認する。
・裏付けとなる統計情報なども必要なのかを確認する。

参考資料・情報源

・インターネット
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「女性情報ナビゲーション」「文献情報データベース」
・自館所蔵資料データベース

提供情報・回答

 近年、医学部入学者数に占める女性の割合は3割を超え、医師全体に占める割合も2割弱を占める。診療科によっては、皮膚科は4割、小児科、婦人科などは3割を超えるが、一般女性労働者と同様にM字カーブ(女性の年齢階級別労働力率グラフの形)が問題となっている。
背景となる統計については、以下に詳しい。
「医師の需給に関する検討会報告書」『厚生労働省』2006.7、2012.2.3アクセス、
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9c.pdf

◆インターネット情報
 Google等で「女性医師 支援」「女性医師 ワーク・ライフ・バランス」「女性医師 男女共同参画」等で検索すると、多数の取組がヒットするが、主な団体等の情報としては、下記のサイトがある。

○「女性医師支援情報サイト」『日本産婦人科医会』、2012.2.3アクセス、
 http://www.jaog.or.jp/ogwd_supporting/index.html
 *仕事を続けるためのノウハウや情報を交換するためのサイト。結婚、妊娠・出産、育児と仕事の両立についての体験談を掲載。「お役立ちリンク集」に、各地の女性医師支援情報、各大学の取組みがリンクされている。
○「女医会ライブラリー」『日本女医会』、日本女医会、2012.2.3アクセス、
 http://jmwa.or.jp/db/index.html
 *「女性医師支援策」に各大学等の取組みがまとめられている。その他行政資料や調査報告なども提供されている。
○「女性医師」『日本医師会』、日本医師会、2012.2.3アクセス、
 http://www.med.or.jp/doctor/female/
 *男女共同参画フォーラムや、調査報告書などを提供している。
○「女性医師がいきいき仕事を続けるための提言ー仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現のために-」『全国知事会』、全国知事会、2012.2.3アクセス、
 http://www.nga.gr.jp/news/2011/post-740.html
 *「資料編」に、女性医師に関する様々なデータや、都道府県取組概要が掲載されている。
○「女性研究者研究活動支援事業」『科学技術システム改革事業』、科学技術振興機構、2012.2.3アクセス、
 http://www.jst.go.jp/shincho/program/woman_ken.html
 *文部科学省委託事業。平成18~22年度「女性研究者支援モデル育成」の採択課題一覧も掲載されており、多数の大学の女性医師への取組みがある。
・『ejnet:女性医師のキャリア形成・維持・向上をめざす会』女性医師のキャリア形成・維持・向上をめざす会、2012.2.3アクセス、
 http://www.ejnet.jp/index.html
 *女性医師の社会貢献と地位向上の支援を目指して活動しているNPO法人のサイト。

以上のサイトは、「女性情報ナビゲーション」の、「性・心・からだ・健康> 医療/健康」からリンクされている。

◆文献情報
 文献情報データベースで、「医師」等で検索すると以下のような資料がヒットする。この他に和雑誌記事、新聞記事で直近までの多くの取組みの情報を得ることができる。和雑誌記事、新聞記事の場合は「医師 支援」「医師 大学」(2つのキーワードをスペース区切り(and検索))等で検索すると絞ることができる。

【図書】
・女性医師・研究者支援センター、女性医師再教育センター、看護職キャリア開発支援センター[編]『男女共同参画推進局事業報告書』東京女子医科大学、[2011]
・東邦大学男女共同参画推進室編『東邦大学「生命(いのち)の科学で未来をつなぐ女性研究者への継続的支援モデル」活動報告書(平成21年度、平成22年度)』東邦大学男女共同参画推進室、2010-
・津田喬子、荒木葉子編著『あなたらしいキャリアを創ろう:日本女医会からのメッセージ』真興交易医書出版部、2009

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