事例

研究のためか、支援者として関わるために必要なのかなど目的や、どの程度の資料が必要か聞く。

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館・女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」
・インターネット
・新聞クリッピング

「文献情報データベース」等で、「貧困」等で検索すると、最近出されたものでは、以下のような資料が参考となる。2009.10.28アクセス、
　http://winet.nwec.jp/bunken/
【図書】
・江口英一、川上昌子『日本における貧困世帯の量的把握』法律文化社、2009
・牧野富夫、村上英吾編著『格差と貧困がわかる20講』明石書店、2008
※講義形式で分かりやすい入門書。第1講「男女の働き方にみる現代の貧困」、第2講「女性問題としての高齢者の格差と貧困」、第11講「貧困家庭の子育て・子育ち：母子家庭の教育費を例に」など掲載。さらに詳しく学びたい人のために、文献案内もある。
・宮坂順子『「日常的貧困」と社会的排除：多重債務者問題(MINERVA社会福祉叢書 25)』ミネルヴァ書房、2008
・阿部彩『子どもの貧困：日本の不公平を考える』岩波書店、2008
・西川潤『データブック貧困(岩波ブックレットNo.730)』岩波書店、2008
※グローバル化の中での世界、アジア、日本の「貧困」事情をわかりやすく解説。
・フリーターズフリー編『女性で、安心。貧乏でも、安心(フリーターズフリー；vol.02)』人文書院、2008
※フリーター問題は女性労働問題という視点からの座談会や、女性と貧困ネットワークの立ち上げなど。
・阿部彩[ほか]『生活保護の経済分析』東京大学出版会、2008
※特に第I部第1章「日本の貧困の実態と貧困政策」が参考になる。
・桜井陽子編著『パソコン講座ガイドブック：「女性と貧困」問題への女性・男女共同参画センターの取り組み』全国女性会館協議会、2008

上記以外にも多数あるが、国立女性教育会館女性教育情報センターの10?12月テーマ展示リスト「貧困と女性・子ども」が下記からアクセスできる。2009.10.28アクセス、
　http://www.nwec.jp/jp/data/page0903.pdf

【雑誌特集号】
・「貧困化する女性の現状」『女性情報』No.280、2009.7
・「フェミニストはこう読む：金融危機と経済対策」『女たちの21世紀』No.58、2009.6
・「働き方と生活保障：当面する課題を探る」『女性と労働21』Vol.18 No.69、2009.5
・「新たな経済社会の潮流の中で生活困難を抱える男女について」『共同参画』第12号、2009.4
＊Webでも提供されている。2009.9.2アクセス、
　http://www.gender.go.jp/main_contents/category/kyodo/200904/200904_02.html
・「女性の貧困：何が見えなくしてきたのか？」『女たちの21世紀』No.57、2009.3

【和雑誌記事、新聞クリッピング】
　最近の動きを知るには、和雑誌記事、新聞クリッピングが有効である。上記同様「文献情報データベース」でキーワード「貧困」で検索すると多数ヒットする。

【インターネット】
・「新たな経済社会の潮流の中で生活困難を抱える男女について　最終報告に向けた論点のとりまとめ」『内閣府男女共同参画局』、内閣府男女共同参画局、2009.9.7アクセス、
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kansieikyo/iken/200909-1.pdf

家族の変化、雇用・就業をめぐる変化、グローバル化など、経済社会が大きく変化するなか、ひとり親世帯、不安定雇用者、外国人、障害者等、生活に困難を抱える人々の状況が多様化かつ深刻化している。貧困問題が「女性の問題」であるときには、社会問題として認知されていなかったが、2008年に男性の非正規労働者の問題がクローズアップされ、社会問題として扱われるようになった。
参考事例
（164）格差社会の中で、女性同士での格差が広がっていると聞きますが、関連する資料はありますか？