事例

事例作成日:2008/03/03
更新日:2008/03/03

質問

(162)日本の戦後の女性史について研究しています。このテーマに関連する包括的な参考資料を教えてください。

カテゴリ

02. 歴史・民族・宗教03. 教育・研究

ヒアリングのポイント

特に具体的なテーマを想定しているのか(女性行政、女性労働等)。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館女性情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」「女性情報ナビゲーション」
・インターネット

提供情報・回答

【図書】
■事典・年表・文献目録
・金子幸子[ほか]編『日本女性史大辞典』吉川弘文館、2008
 *巻末には、詳細な索引と「時代別・分野別項目一覧」を掲載。
・衆議院憲政記念館編『女性参政六十年特別展』衆議院憲政記念館、2006
・女性史総合研究会編『日本女性史研究文献目録(全4巻)』東京大学出版会、1983-2003
・戦後女性労働運動史研究会編『戦後女性労働運動史年表(1945-1975)』戦後女性労働運動史研究会、2002

■文献集・論集・その他
・ふぇみん婦人民主クラブ編『ハーストーリー:ふぇみんの写真が語る女性の歴史:1946?1981』ふぇみん婦人民主クラブ、2006
・藤原千賀・武見李子編『戦後女性労働基本文献集(全31巻)』日本図書センター、2005-2006
・加納実紀代『戦後史とジェンダー』インパクト出版会、2005
・総合女性史研究会編『日本女性史論集(全10巻)』吉川弘文館、1997-1998
 *古代から現代における基礎的な必読論文をテーマ別に集大成。
・千野陽一編『資料集成現代日本女性の主体形成(全9巻)』ドメス出版、1996
・『日本の女たち:写真・絵画集成(全6巻)』日本図書センター、1996
 *幕末・明治から現代まで、 歴史を拓いた女たちの姿を1,800点の写真で描く。
・女たちの現在を問う会編『銃後史ノート戦後篇(全8巻)』インパクト出版会、1986-1996
・溝口明代・佐伯洋子・三木草子編『資料日本ウーマン・リブ史(全3巻)』松香堂書店、1992-1995
・朝日ジャーナル編『女の戦後史(全3巻)』朝日新聞社、1984-1985
・『日本婦人問題資料集成(全10巻)』ドメス出版、1976-1981
 *明治以降、1981年までの婦人問題の基礎的文献をテーマ別に集成。
・労働省婦人少年局『婦人の歩み30年』労働法令協会、1975

【行政資料】
・労働省婦人少年局『婦人労働の実情』労働省婦人少年局
 →現在は、厚生労働省雇用均等・児童家庭局編『女性労働の分析』21世紀職業財団、2006-
・総理府編『婦人の現状と施策』総理府
 →現在は、内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書』
・日本婦人団体連合会編『婦人白書』
 →現在は、日本婦人団体連合会編『女性白書』ほるぷ出版、2000-
・高橋久子・原田冴子・湯沢雍彦監修『戦後婦人労働・生活調査資料集(全26巻)』クレス出版、1991-1992
*労働省婦人少年局発足(1947年)以来刊行されてきた「婦人労働調査資料」、「婦人関係調査資料」を中心にまとめられている。

【雑誌】
・婦人民主クラブ編『婦人民主新聞』婦人民主クラブ、1946-1991(縮刷版)
 →現在は、婦人民主クラブ責任編集『ふぇみん:婦人民主新聞』婦人民主クラブ、1991-
・婦人問題研究所『婦人界展望』婦人問題研究所、1954-1962
 →その後、婦選会館出版部[編]『月刊婦人展望』婦選会館出版部、1963-1999、現在は『女性展望』市川房枝記念会出版部、2000-
・日本女子社会教育会[編]『女性教養』日本女子社会教育会、1952-2002
 →現在は、『月刊We learn:ウィラーン:女性と学習・次世代育成情報誌』日本女性学習財団、2002-

【学会・研究会等】
・『総合女性史研究会』総合女性史研究会、2008.1.15アクセス、
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/srwh/index.html
・『ジェンダー史学会』ジェンダー史学会、2008.1.15アクセス、
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/gendershi/
・『京都橘大学女性歴史文化研究所』京都橘大学、2008.1.15アクセス、
 http://www.tachibana-u.ac.jp/official/iwhc/index.html

※上記のほか、「女性情報ナビゲーション 歴史・民俗・宗教>女性史」『女性情報ポータル"Winet"』、国立女性教育会館、2008.2.19アクセス、
http://winet.nwec.jp/navi/modules/weblinks/viewcat.php?cid=57
で主要な女性史研究会等へのリンクを提供している。

コメント

 この事例で取り上げたものは包括的な参考資料ということで、まとめられ、公刊された図書、雑誌等であるが、歴史研究に欠かせないものとして、一般に流通しない原資料(公文書、私文書、写真、映像等)の保存への取り組みが、国立女性教育会館で始まっており、平成20年度には『女性アーカイブセンター』が開設の予定である。

◆近年の男女共同参画施策に関しては以下の事例が参考になる
(3)女性に関する、国の施策の動きがわかる資料を探しているのですが、どんな資料に掲載されているのでしょうか?

◆過去の新聞記事等の検索に関しては以下の事例が参考になる
(160)過去の日本の新聞記事が探せるインターネット上の無料サイトを教えてください

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