事例

事例作成日:2006/12/16
更新日:2006/12/16

質問

(138)高校の授業でデートDVをテーマに取り上げることになりました。教材づくりの参考になる資料などを紹介してください。

カテゴリ

03. 教育・研究04. 性・心・からだ・健康

ヒアリングのポイント

・これまでにジェンダー問題を取り上げたことがあるクラスでの授業なのか、その場合、どのような教材を用いたのかなどをたずねる。
・このテーマにどれくらいの時間を充当する予定なのか、1回のみなのか連続で取り上げるのかなどをたずねる。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・グループフォルダー(自館作成ツール)
・国立女性教育会館女性情報ポータル"Winet"「文献情報データベース」
・新聞クリッピング
・インターネット

提供情報・回答

◆参考資料
【図書】
・山口のり子『若者のためのデートDV防止プログラム:相手を尊重する関係をつくるために』アウェア、2003
・山口のり子『デートDV防止プログラム実施者向けワークブック:相手を尊重する関係をつくるために』梨の木舎、2003
・山口のり子『愛する、愛される:デートDVをなくす・若者のためのレッスン7』梨の木舎、2004
・DV防止ながさき編『デートDVを知っていますか:若い人たちの心と体を守りたいから今、知って欲しいこと』DV防止ながさき、2005
・アンドレア・パロット、冨永星訳『デートレイプってなに?:・・・知りあいからの性的暴力』大月書店、2005
・沼崎一郎『「ジェンダー論」の教え方ガイド:女子大生のための性教育とエンパワーメント』フェミックス、2006
・アニタ・ロバーツ、園田雅代監訳『自分を守る力を育てる:セーフティーンの暴力防止プログラム』金子書房、2006

【行政資料】
*自治体男女共同参画施策担当部局発行の広報誌や啓発冊子に、デートDV関連記事が掲載されることが増えた。これらはコンパクトにまとまっていて、教材づくりの参考資料に適している。
(例)
・『もしか:MOSHIKADV?』徳島県女性支援センター、2007
・『平成17年度「思いやりを考えるハイスクールセミナー」アンケート結果(概要)』青森県環境生活部青少年・男女共同参画課、2006 
・「交際している彼からの暴力:デートDVを知っていますか?」『女性問題アドバイザーだより』16号、八幡市政策推進部人権同和啓発課、2007.3
・「特集:いい恋愛していますか?:対等なパートナーシップをめざして」『イーブンニュース』Vol. 52、兵庫県立男女共同参画センター、2007.1
・「ドメスティック・バイオレンスについて考えてみませんか?」『シンフォニー』27、徳島市総務部女性センター、2006.11
・「特集:イマドキの高校生をとりまく性事情」『ブリリアント』No. 52、宮崎県男女共同参画、2006.11
・「【平成18年度デートDV講演会】子どもたちをデートDVの加害者・被害者にしないために:若者のデートにひそむ「力と支配」」『ソーレ・スコープ』36号、こうち男女共同参画社会づくり財団、2006.12

【雑誌・機関誌】
*教材づくりに欠かせない性教育関連情報が掲載される雑誌なども参考になる。
(例)
・『季刊セクシュアリティ』エイデル研究所(季刊)
・『現代性教育研究月報』財団法人日本性教育協会(月刊)

【教材ビデオ・DVD】
・『デートDV:相手を尊重する関係をつくる』アウェア、2006
・『デートDV:あなたと恋人のよい関係をきずくために』アウンジャ、2006
・『あなたの恋は大丈夫?:デート・バイオレンス予防教育用視聴覚教材』(シーン1・2、まとめ編)カフェ放送てれれ、2006
*「デート・バイオレンス予防に関する教育プログラムの開発」研究代表者・井端美奈子(大阪府立大学看護学部)
・アニー・オダナヒュー監督、大阪府男女共同参画推進財団日本語版企画・著作『恋人からの暴力:死にいたる愛』大阪府男女共同参画推進財団、1999
・大阪府男女協働社会づくり財団日本語版企画・著作『不適切な行動:高校生間のセクシュアル・ハラスメント』National Film Board of Canada、1997

【ホームページ】
・『アウェア』2007.3.20アクセス、
http://www.geocities.jp/www_aware_cn/
*親密な関係になったとたんに身体的・精神的・性的などさまざまな形でおきる暴力=デートDVを防止するための教育プログラムやDV加害者向けプログラムに関する情報が提供されている。
・『性暴力防止センター』2007.3.20アクセス、http://www.macska.org/saic/daterape.html

コメント

・蔵書検索をする場合、「デートDV」の同義語として使われる「デートレイプ」もあわせて検索語として用いる方がよい。
・デートDVに関する教材づくりの場合でも、生徒が男女の対等なパートナーシップに気づくための基礎的な資料もあわせて紹介する方が役立つことが多い。
・地域には、現場で様々な工夫によって教材開発を行っている先生方のネットワークがある。学校の枠を越えてこれらの情報交換の場に参加することも、貴重な情報収集・情報交換の機会となる。

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