事例

事例作成日:2004/10/01
更新日:2004/10/01

質問

(118)女性センターに勤務して、初めて講座の企画をすることになりました。講座・セミナーの組み立て方を学べる資料を教えてください。
基本事例

カテゴリ

03. 教育・研究

ヒアリングのポイント

・一般的な講座・セミナーの組み立て方についての知識はあるのか。
・テーマ、対象、人数等はすでに決まっているのか。

参考資料・情報源

・WinetCASS「文献情報データベース」
・WinetCASS「女性関連施設データベース」
・自館作成ツール「分野別チラシファイル」

提供情報・回答

◆女性センター・男女共同参画センターにおける、ジェンダーの視点を持って講座・セミナーの組み立て方(学習プログラム)が学べる資料は、下記のようなものがある。
・藤枝澪子[ほか]『自治体の女性政策と女性問題講座:その取り組み方・創り方』学陽書房、1994
*女性問題講座の組立て、講師選定、運営等について、具体的に書かれている。
・日本女子社会教育会編『社会教育指導者のエンパワーメントに向けて:『男女共同参画社会に向けた学習ガイド』実践編』日本女子社会教育会、2000
・日本女子社会教育会編『男女共同参画社会に向けた学習ガイド:社会教育指導者にジェンダーの視点を』日本女子社会教育会、1999
・白石克己・金藤ふゆ子・廣瀬隆人編『学習プログラムの革新:学習者がつくる学びの世界(生涯学習の新しいステージを拓く 4)』ぎょうせい、2001
・国立婦人教育会館編『女性学教育/学習ハンドブック』有斐閣、1997
・下村美恵子『女性問題を学ぶ:ある自治体のこころみから』新水社、2000
*自身の自治体での8年間の講座への関わりと、女性センター利用者・勤務経験者・講師への調査から、自治体の女性問題学習について何が問題か、何が必要かが書かれている。

◆女性関連施設における学習・研修事業に関する全国的な調査としては、下記がある。
・全国婦人会館協議会編『女性関連施設に関する総合調査 <学習・研修>事業に関する調査(報告書・事例集)』全国婦人会館協議会、1999

◆男女共同参画学習講座ですぐ使える教材の参考としては、下記のようなものがある。
・アジア女性資料センタージェンダーと人権ワークブック作成委員会編『ジェンダーと人権ワークブック』アジア女性資料センター、2004
・"EQUALITY(イコーリティ)"男女共同参画をすすめる会編『EQUALITY(イコーリティ)男女共同参画をすすめるための参加型学習ワーク&カット集』"EQUALITY(イコーリティ)"男女共同参画をすすめる会、2004

◆WinetCASS「女性関連施設データベース」の実施事業検索画面では、全国の女性/男女共同参画センターで実際に行われている講座等が、分野やフリーワードから検索できる。どのようにプログラムを組めばよいか、そのテーマでの講師選択の参考として使うことができる。

◆具体的な内容決定には、他機関や施設の講座チラシ(自館作成ツール「分野別チラシファイル」)が大いに参考となる。

◆ジェンダー問題講座では、参加型学習ということがよくいわれるが、参考となる資料としては、下記のようなものがある(ほか多数)。
・広瀬隆人[ほか]『生涯学習支援のための参加型学習のすすめ方:「参加」から「参画」へ』ぎょうせい、2000
・中野民夫『ファシリテーション革命:参加型の場づくりの技法(岩波アクティブ新書69)』岩波書店、2003

コメント

・勤務するセンターの昨年までの講座や、女性センター以外でどのようなジェンダー関連の事業がされているなどについても調べているかを確認する。
・女性センター職員で話し合った中では、講座は1)女性センターが本来やるべき(柱となる)事業、2)How toもの、3)有名(人気)講師に依頼する人の呼べる講座、の3つに分けて考えるとの結論になったとのこと。

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