事例

事例作成日:2003/07/01
更新日:2003/07/01

質問

(72)ライフプランや結婚観などについて、海外の学校や家庭ではどのように教えているのでしょうか?

カテゴリ

03. 教育・研究09. 世帯・家族10. くらし・環境

ヒアリングのポイント

・海外の学校というのは、学校教育のどのレベル(小・中・高・大)を想定しているのか。
・ライフプランとは具体的に何をさしているのか。(例:職業についての考え方、世代によるライフスタイルの変化、など)
・結婚観については、具体的な内容を考えているか。(例:男女が対等な結婚のあり方、など)
・海外という場合、具体的な国を想定しているか。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・WinetCASS(文献情報データベース)
・インターネット

提供情報・回答

<関連資料>
・アーネ・リンドクウィスト、ヤン・ウェステル『あなた自身の社会:スウェーデンの中学教科書』新評論、1997 
*ライフプランについては、直接的ではないが「第2章4 私たちには、自分で思っているより能力がある」「第2章5 女の子と男の子」などが参考になる。また、結婚観については、「第5章3 家庭での生活」が結婚の条件や夫婦の対等な関係などを扱っている。

・インゲル・ヨハンネ・アルネセン、アウド・ランボー『男女平等の本:ノルウェー・ジェンダーフリー教育用テキスト』(全6冊+教師用指導書全2冊)ノルウェー男女平等の本を出版する会、1998 
*たとえば、「1 わたしたちは家で協力する」で夫婦や家族の生活について、「3 わたしたちの地域の昔と今」で、世代の違いや職業について扱っている。

・河本佳子『スウェーデンののびのび教育』新評論、2002 
*直接、ライフプランや結婚観についての教育を扱った部分はないが、保育園から大学までの様子がかかれているので、参考になるのでは。(第2章 基礎学校概要「社会性」、第4章 高校「高校生による社会批判」など)

・ヴァレリー・チェンバレン[ほか]著;牧野カツコ監訳『ティーン・ガイド:人間と家族について学ぶアメリカの家庭科教科書』家政教育社、1992
*あまり新しくないが、大人になること、職業について等、具体的に出ている。

<海外の絵本および子ども向けの本>
・Quinlan, Patricia. My Dad Takes Care of Me. Toronto : Annick Press, 1987
*家事をする父親をテーマにした絵本
・Grunsell, Angela. Divorce: Let's Talk About. London : Gloucester Press, 1989 *離婚と子どもへの影響について、子どもの疑問に答える形でわかりやすく説明した本。
・Osman, Trudy. Where has Daddy gone?. London : Heinemann, 1990
*両親が離婚した子どもを主人公にした絵本。
・Grunsell, Angela. Stepfamilies: Let's Talk About. London :Gloucester Press, 1990
*親の再婚によって生まれた血のつながらない家族について、子どもの疑問に答える形でわかりやすく説明した本。
・Willhoite, Michael. Daddy's Roommate. Los Angeles : Alyson Publications, 2000*両親が離婚し、父親が男性のパートナーと暮らすようになった子どもを主人公にした絵本。

<インターネット(海外の情報)>
・『EUREKA』、California Career Information System、2007.5.14アクセス、http://www.eureka.org 
*米国カリフォルニア州の教育関係者が中心になって作った学生のためのキャリア・カウンセリング・サイト。学生向け、教師・教育機関向け、親・保護者向けのページがある。ライフプランを単なる職業選択ではなく「どんな人生を生きたいか」ととらえ、アドバイスや情報を提供している。(英語のみ)

コメント

なかなか難しい質問で苦労した。選書にあたって今後も引き続き、関連資料に留意したい。

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